2012年1月27日金曜日

「復元」を完全にする「要素」は多い



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録05:8頁

 「復元」を完全にする「要素」は多い
 「復元」を完全にする「要素」は多い

 こうして「当て字」によって言語の「発音差」が正しく読みとれると、

 「時間差=時代差」と「地域差」がわかり、

 それによって移動の「コース」が出てくる。

 そのコースをたどってみると、地名が包括する地域の広さによって、

 その集団の「発展・衰微」が推定できる。

 また場合によっては「分裂」や「合併」があったこともわかる。

 同じ名をセットにした集団が寄り集ったまま移動していれば、

 小規模なら「連帯」、

 大規模なら「連邦」が存在したことも読みとれる。

 そこで地名以外の言語要素である「氏族名」や「姓」の集団と、

 その地域の「宗教」「言語の特徴」などから、

 移動後の平和や対立の状況、

 経済状態や政治形態などまで見えてくる。

 それにさらにその地域のその他の「伝承」「知識文化」、

 農業、漁業、金属工業や土器生産などといった「産業伝統」を調査して加えて、

 それと『記・紀』や『三国史記』などに記録されている同じ要素と比較してみると、

 その一致点と相違点とによって、記録そのものの「実像」が見分けられ、

 実際に存在した真実の歴史が明りょうに見きわめられる。

 言語復原史学は、記録の誤りや誤解を修正して、

 想像による「過去の説」の誤りを指摘し、

 間違った歴史観を訂正して、

 真実の歴史を「復元」することができるのである。

 『参考』
  ウワイト(倭人)大学院講義録 

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 ウワイト(倭人):大学講義録

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