2012年1月15日日曜日

「倭=原始仏教」の証拠はあるか



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録03:1頁

 「倭=原始仏教」の証拠はあるか

 大学講義録02で「定点」の問題がクリアーできたので、

 卑弥呼が政権を失って、

 位宮と壹與とが樹立した新政権=「邪馬壹国」がどこにあったか、

 その決定的な位置が完全にわかった。

 次は、では『倭』は「ウワイ」と発音しても、それが果して本当に

 「女性仏教徒のことでアショカ仏教だった」という証拠が残っているか?…

 という問題が派生してくる。

 これが解決しないと、大学講義録01でお話しした「倭=ウワイ」の問題は、

 単に当時の漢魏音の発音を確認しただけに過ぎないことになって、

 それが原始仏教の女性信者を呼ぶ

 インド語の名から来ているという核心の答えの信頼度を、

 いちじるしく損ってしまうことになる。

 この疑問を打ち破る最も強力な証拠は、

 『魏書倭人章』そのものの記録が、

 明瞭に倭人が仏教徒であることを立証しているという事実である。

 ところが過去の学者は、それほど明確な記録を見落していた。

 そのため「大和説」や「畿内説」などが現れたのであるが、

 仮にそれらの近畿説が正しいとすれば、

 『日本書紀』が

 「仏教は29代の欽明天皇時代に百済から伝来した」と記録しているのであるから、

 3世紀の倭人が仏教徒だったという事実と大きく、食違って、

 この「欽明天皇紀」の記事が怪しくなってしまい、

 日本の古代史は最大の拠り所である

 『日本書紀』が信頼感を失うという大変な問題にまで発展することになる。

 『参考』
  ウワイト(倭人)大学院講義録 

 『My ブログ』
 ウワイト(倭人):大学講義録

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