2012年1月21日土曜日

「丹」はなぜ「ニ」と発音するのか



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録04:13頁

 「丹」はなぜ「ニ」と発音するのか
 「丹」はなぜ「ニ」と発音するのか

 日本の古語では「赤」のことを「ニ」ともいった。

 「アオニ(青丹)よし、奈良の都は…」の歌は、

 「青く赤く彩られた都」という意味だとされてきたが、

 私(加治木義博)が『虚構の大化改新』で説明したように、

 正確には「青=倭、丹=天武天皇系のヤマトの都」という意味である。

 この中国で「タン」と発音する「丹」を「ニ」と発音するのはなぜであろうか?…。

 「丹=タン」は種子ガ島の「タネ」に対する当て字にもなるが、

 その「タネ」は、

 その王が「狭穂彦・狭穂姫」という名乗りをもっていることと、

 その島の形の特徴が「狭くて細長い」ことで、

 アイヌ語の「タンネ=狭い・細長い」とよく一致している。

 ところが視点を変えてみると、丹の字は中国で「赤土」を意味しているから、

 「南=赤の国」の意味で「丹ガ島」と命名したものとみると、

 兵庫県相生市の南にある「男鹿島=タンガ島」とまったく同じ発音、同じ意味になる。

 このことは種子ガ島の名の形から「南の島=赤の島=丹ガ島」であって、

 アイヌ語のほうが後で、

 種子ガ島の名と形から「タンネ=狭い・細長い」という形容詞が生まれたものということになる。

 いま山陰地方に丹波、丹後、但馬という種子ガ島人の移住地名があるが、

 丹波氏から分かれた人々が波を羽に変え、

 聞き分けられるように発音を変えたものが「丹羽氏」である。

 『参考』
  ウワイト(倭人)大学院講義録 

 『My ブログ』
 ウワイト(倭人):大学講義録

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