2012年1月26日木曜日
政権の移動を「記録」している百済
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録05:6頁
政権の移動を「記録」している百済
政権の移動を「記録」している百済
「言葉は時間差と地域差がある」。
それはどんなふうに活用すればいいのだろう?…。
私たちが調べようとする対象の集団が移動している場合、
たとえば日本の古代政権が
『天孫降臨』
『神武東征』
『倭の五王の征服記録』などで、
政権の移動の事実を主張したり、記録しているが、そんな場合は、
その記録にある古代の地名・国名と、近世まで現実に残っているその地域の地名とを
よく比較観察すると、
同じ地名でも「発音差」が見つかる。
たとえば前回の「大学講義録04」の28頁に
今回の準備として出しておいた例題の百済は、
そこにあげておいたように多くの発音変化と、
それにともなう当て字の変化が激しい。
その原因はそれが移動した地域に言語の発音差があるためである。
沖縄では「アイウ」の3母音しかないから、エオのついた名は変化する。
百済の百の字は「ホ」とか「モモ」とかいう発音があるが、
沖縄では「フ」「ムム」になる。
同じように済の字は「ゼイ」「セイ」とも読むが、
これも「ツー」「シ」になるから、
「フジー」「フシ」になる。
ところが種子ガ島では百の字は「ハ」、
済の字は「セ」で「ハセ」になり長谷という地名が残る。
そして南九州本土に上陸すると百済は「ホゼ」になって、
現在も豊祭という当て字で残る。
豊年祈願の祭りと間違えられているが、
願序だててみると百済だとわかる。
『参考』
ウワイト(倭人)大学院講義録
『My ブログ』
ウワイト(倭人):大学講義録
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