2012年1月10日火曜日

「ヤマト説」は日本人の恥

ウワイト(倭人)大学院講義録

『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録02:5~6頁

「ヤマト説」は日本人の恥

大和説は「邪馬臺」はヤマトと読めるから奈良だという説である。

だが今いった通り『魏書倭人章』には「邪馬臺」など一度も出てこない。

最初から「文字」を間違って読んでいるが、

それだけでなく卑弥呼当時の発音では

「邪馬臺」はヤマトではなく、「ジャマダ」としか読めない。

その間違った「発音」を根拠にしているのだから、二重に間違っている。

それをどんなに、いじくり回してみても、

それから出る答えが間違っていることは、

最初からわかりきったことである。

では「邪馬壹国」は「ヤマト」と読めるかというと、絶対に読めない。

どちらからみても「ヤマト説」は余りにも無根拠なバカげた説で、

学問の中に入らないだけでなく、

中国語が漢魏と唐とで発音が変わったことさえ知らなかった

元禄時代の新井白石らの、「大和説」をそのまま受けついだだけの、

余りにも時代遅れな説なのである。

だがそれ以上にさらに驚くのは、

このわかりきったダメなものが、なぜダメなのか、

まるで理解できずに、いままで学校で教え続けてきたという事実である。

実に恥かしいことで、やがて文部省の旧官僚たちの罪悪として、

白日のもとに指弾される日が来ることは目に見えている。

『魏書倭人章』関係の基礎文献は、全て印刷物でなく写本だから、

多少の写し間違いがあるのは仕方がない。

だからもちろん文献批判は必要である。

しかしそれは先ず「原文のまま」検討して、

どうしても不合理だと思える場合にだけ取ってもいい手段である。

大和説のようにヤマトという遥か後世の政権名があるというだけの理由で、

最初から全然無関係な「邪馬臺国」に勝手に変えたものなど、

とても史学の中には入らないのである。

なぜなら『魏書倭人章』解明とは、

『魏書倭人章』という文献に何が書いてあるかを検討する

仕事なのであって、全然別の文献である『後漢書』を混入することは許されない。

仮に比較する必要があるとしても、

それは原本の『魏書倭人章』解明が完了した後のことである。

それをせずに、いきなり「代用」することなどできない。

それなのに大和説は出発点で

主題文献の記事を否定して、

「全然無関係なほかのもの」をその代わりに据えている。

こんな思いつきだけのやり方は、文献史学でも学問でもない。

「羊頭狗肉」と呼ぶサギ行為の一種で、

戦後続出した「邪馬台本」同様の、遊びか、

犯罪程度のものに過ぎない。

『参考』
ウワイト(倭人)大学院講義録 

『My ブログ』
ウワイト(倭人):大学講義録

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