2012年1月5日木曜日

文献の絶対性

ウワイト(倭人)大学院講義録

『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録01:5頁

文献の絶対性

『魏書倭人章』を主題にした書きものや、学説と自称するものの中には、

その文字や記事が「間違っている」と称して、

勝手に「書き変える」者がいる。

そのポピュラーな実例は「邪馬台国・大和説~畿内説」である。

よくご存じだと思うが、「伊都国から<南>」と書いてあるのに、

それは「<東>の間違いだ」と称して、

九州からはるか東の「奈良県または近畿の一部が邪馬台国だ」と説く。

それは過去に彼等の派閥の先輩が、無考えに発表した「大和説」を盲信して、

その「先入観」のほうが正しいから、

『魏書倭人章』のほうが間違っていると信じているのである。

だが情報源である文献を頭から否定するのなら、史学というものは存在できない。

「間違いだ。作り話しだ。後で書き足したものだ」というためには、

徹底した研究によって確立することのできた、

それ以外にはないという動かない証拠をもった完全な答えを、

その答えに到達した研究過程の全貌とともに発表して、世の承認を得なければならない。

それをしないで、ただ「奈良が正しいのだから東が正しい」というだけでは、学問とはいえない。

文献の一字一字が「基礎情報」なのだから、一字でも間違えると答えは大きく狂ってしまう。

南か東かで、どれくらい狂うか、この実例がよい教訓である。

『参考』
ウワイト(倭人)大学院講義録 

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ウワイト(倭人):大学講義録

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