ウワイト(倭人)大学院講義録
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録01:1~2頁
《言語復原史学の趣旨》
現在の文化財保護法には「言語の保護」は含まれていない。
目で見え、手でさわれるものを「文化財」として取扱うが、
それ以外の芸能などは「無形文化財」と呼び、別扱いにしている。
その中にも「言語」そのものは愚か、地名や方言に至るまで保護する条文がない。
では我が国の文化財保護法とはどんな分野の法律なのであろうか?……。
それはいうまでもなく「歴史分野」のためのものである。
その歴史は現代に書かれたり話されたりしたものでなく、
古代から受け継がれたものを含んでいる。
ここで忘れてならない重要な問題が発生する。
それは言語とは、時とともに変わるという事実である。
古代に記録されたものは古代語の知識なしには読めないし、
江戸時代に書かれたものは
江戸時代の言葉と文語にたいする充分な知識がなければ意味はわからない。
また歴史は文献なしには解明できない。
膨大な発掘品が収蔵庫から溢れていても、
それがどれだけの新事実を私たちに教えてくれたか?…。
それは学問には絶対に禁物の「…ではなかろうか?」という
「想像」だけを撒き散らしただけで、
史学をかき乱し、国民の頭を混乱させることしかできなかった。
はっきりした実例は、
高松塚と藤の木古墳が誰の墓かという最小限の真相さえ、
考古学は
永い年月が経過した現在も、まだ確定できないでいる。
それはなぜか?…。
我が国に文化財保護法が生まれた当時の思潮が
「程度の低い唯物思想」だったからである。
「目に見え、手でさわれるもの」だけが対象だとしたことがそれを証明している。
その思想は70年前にソ連を生み、スターリンや毛沢東を生み金日成を生んだ思想だ。
スターリンらが何をしたか…。 そのソ連などがどうなったか…。
その世界を二分したソ連が崩壊して跡形もなくなった今も、
我が国は歴史を「唯物思想」に撹乱され、
「唯物史観」の考古学と、
津田左右吉氏らの流れを汲む左翼学者だけが権威で、
それに反対する者はすべて素人であり、
幼稚だとされてきたのである。
これで、
「なぜ?…高松塚や藤の木古墳の謎は解けないのか?…」
その理由がおわかりになったと思う。
言語で書かれたものを「言語抜きで解明できる」と錯覚したままでいて、
それに加えて、
ソ連でさえ崩壊させてしまった素人だましの欠陥思想に拘束されていて、
歴史という複雑な、深く真実を秘めたものの謎が解けるわけがない。
これでは我が国では私たちの本当の先祖は、
永遠に私たち子孫に知られることなく、
架空の化け物を先祖として拝み続けるしかない。
そんなことは先祖の霊が許さないし、私たちの知性も許さない。
だから私たちは、無能な官僚に代わって自分たちの手で、
私たちの先祖の「偽りのない真実の歴史」を
「発掘し」「復元して」「歴史をもった国・日本」に
高めようと努力してきたのである。
これが私たちの言語復原史学会の趣旨である。
『参考』
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