2012年1月5日木曜日

一字一句ゆるがせにしない

ウワイト(倭人)大学院講義録

『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録01:6頁

一字一句ゆるがせにしない

一字一句を、いい加減に扱わないことが大切なのだが、

それは「発音」についても厳守しなければ、何にもならない。

それは「間違った発音」が、どんなに恐ろしいものかを、

よく知っていないと、ついおろそかになる。

その実例をご覧に入れよう。

『魏志倭人伝』という文字は、

普通「ギシワジンデン」と発音しているが、

それがどれくらい「いい加減」なものか、

知っておかねば一人前の学者とはいえない。

このあと詳しくお話しするが、

陳寿の編集した「魏志」という本などない。

それは『魏書』なのだ。

そして「魏」は唐の時代になって初めて、

「ギ」と略せる唐の発音に変わったが、

卑弥呼時代の3世紀には「グワイ」だった。

倭と同じく「委」の発音が含まれていて、

倭の「ウワイ」と似ていたのである。

人は「ニェン」だったから、「グワイ書ウワイニェン章」が正しい。

このように学問では全てが「いい加減」でなく、正確でなければいけない。

こうした

当時の<漢音>と、

唐代の<唐音>と、

現代の<北京音>とを明確に分けたのは、

私(加治木義博)が初めて日本に紹介した

スウェーデンのカールグレン氏であるが、

それにも多少の誤差があったので、言語復原史学会は永年かけてそれを修正した。

大学講義録の講座ではその中から必要な漢字音の発音比較表を、

毎回、付録していくので、

大切に揃えて、よく記憶して戴きたい。

『参考』
ウワイト(倭人)大学院講義録 

『My ブログ』
ウワイト(倭人):大学講義録

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