2012年1月13日金曜日

上陸点は明瞭、松浦川の入江奥深く



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録02:23頁

  上陸点は明瞭、松浦川の入江奥深く

 帯方郡使たちが九州北岸からさらに川をさかのぼった地点で、

 船を降りて上陸したことはわかった。

 帯方郡使たちはその地名を「末盧国」と記録している。

 これは3世紀の発音では「マッ・リョ」国である。

 これに合う地名が九州の北岸に一つだけある。

 佐賀県から長崎県にまたがる「松浦」地方だが、

 これはマツウラではなくて「マツラ」と発音するし、

 早口の九州人の言葉では「マッラ」と聞こえる。

 マッリョとマッラを比べてみると、

 「リョ」は語尾が母音「o」だから、沖縄系の人は発音しない。

 ところが先に見た狗邪韓国は沖縄語の発音「クジャ」に対する当て字だったから、

 それよりこちらにある松浦地方は沖縄発音だった可能性が高い。

 すると<リョ>は「ラ」と発音されるから、

 松浦と「末盧国」とは同じだということになる。

 ではそこに船がさかのぼれるような川があるであろうか?。

 壱岐からちょうど東南に唐津湾があって、

 そこに流れこむ「松浦川」がある。

 この川はそれほど大きな川ではないが、

 河口からかなり上流まで広くなっていて、

 相当大きな船でも航行することができる。

 帯方郡使が書いている「千余里」の上陸点はここだったのである。

 そこには

 「草木が盛んに繁っていて、前を歩いている人が見えないほどだ」とも書いている。

 これは川岸の葦などが繁っている場所だけの情景である。

 普通の海岸や森や林の中などでは前の人はよく見える。

 また「人々が潜水して(魚鰒)を取っている」とも書いている。

 この「鰒」は貝のアワビだという人もいますが、

 帯方郡使が耳で開いた発音に当て字したものなのだから、

 九州北部で「フク」と発音するのは魚の「フグ」のことで、

 それなら河口の淡水の混じった

 気水帯に集まる性質をもっていて全てが記事とぴったり合う。

 『参考』
  ウワイト(倭人)大学院講義録 

 『My ブログ』
 ウワイト(倭人):大学講義録

 古代史ブログ講座
 歴史徒然
 ネット歴史塾
 オリエント歴史回廊(遷都)    
 古代史の画像 
 「終日歴史徒然雑記」
 「古代史キーワード検索」         
 ひねもす徒然なるままに  

 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
 メソポタミア世界
 シュメル-人類最古の文明 
 The ETCSL project,Faculty of Oriental Studies, University of Oxford

 『検索』
 GoogleWeb検索
 Google画像検索
 YahooWeb検索
 Yahoo画像検索
 翻訳と辞書
 リンクフリー〔UTF-8 対応版〕
 ひねもす徒然なるままに

0 件のコメント:

コメントを投稿