2012年2月18日土曜日

復元史学の中枢、英知の宝庫[6W]



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録26:23頁

 《名乗りと地名との偉大な歴史価値、再確認
 《名乗りと地名との偉大な歴史価値、再確認

 それには「名乗り」のもつ地名、国名、個人名を正確に把握して、

 その持ち主と時代とを確実にしなければならない。

 領土は世襲されるから、同一の名乗りが倭め五王のそれのように、

 複数人のものである場合があるからである。

 しかし注意すれば、複数にみえても全体が同じという場合は先ずない。

 倭の五王のそれは、名乗りの最後にある個人名が変化しているので、

 別人だとわかるだけでなく、

 それで『記・紀』の誰の名乗りか、正確に比定することができた。

 こうして僅かな変化を読み取れば、人物の差、時代の差が読み取れる。

 あわてて早呑み込みせずに、慎重に比定しなくてはならない。

 名乗りは名詞だから、記述のように長々と書き並べるわけにはいかない。

 そこで頭文字だけにしたり、代表的国名だけにしたりしてあるし、

 文字も様々な当て字が統一なく使われている。

 だが対照できる記録によって、なぜ省略したのか、

 その理由や心理まで読み取れるし、その増減で、記録にない変動も見える。

 地名が移動の跡を記録しているのも常識だ。

 現在の地名とも深く繋がっているから、

 どこで起った事件か具体的に特定できる。

 『記・紀』のような文献だけが文化財なのではなく、

 いま使っている地名もまた貴重な文化財なのである。

 だから地名は簡単に変更してはならない。

 むしろ改悪地名の復元こそ必要なのである。

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 《参考》
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
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