2012年2月27日月曜日

実在した『季節名連邦』



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録07:20頁

 《実在した『季節名連邦』
 「実在した『季節名連邦』

 しかしこれで、五彩圏思考が仏教と無関係だったと考えるのは早計である。

 それはマガダ国を中心に、五彩圏が実在していたことが明らかだからである。

 今のミャンマーは古来、ビルマと呼ばれてきたが、

 このビルはインド~アーリヤ語では、

 青色のことで、英語のブルーからマレー語のブラウまで完全に方言関係にある。

 青はいうまでもなく青竜の色で東を指し、ビルマはマガダ国の東にある。

 同じインド~アーリヤ語では黒はカラで、北にはカザフ共和国の大都市カラガンダはじめ、

 インドと蒙古の双方にカラコルム、その中間の中国西域にカラマイという地名が並んでいる。

 これと対象の位置にある南は、アショカ仏教史でも有名なスリランカで、

 ここから移動した人々が1世紀にインドネシアに植民した中心がシュリビジャヤ

 そこからさらに東に移ったという地名をもつのが、沖縄の首都シュリ=首里である。

 そして日本では赤色をシュ=朱というから、

 それらはみな南=朱雀としてつけられた地名だったのである。

 これで納得がいくように、アショカ仏教圏五彩圏を伴っていた。

 ただ注意が必要なのは、それは「アオ・クロ・アカ・シロ」と

 いうギリシャ語ではなかった点である。

 それは日本列島では位宮の五彩圏以後のものである。

 こうした細部を見落とさないように…。


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