2012年2月14日火曜日
着眼、分析、帰納法などの実例集
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録07:4頁
《着眼、分析、帰納法などの実例集》
《着眼、分析、帰納法などの実例集》
そうした証拠群は、どうすれば発見できるか…。
それをどう使えば、適切な説明になり、説得力をもつか…。
それによって、さらなる発見にどう結びつけるか…。
といったより細かな着眼点、調査法、分析法、帰納法、表現法などの、
言語復原史学の根本的なシステムを、できるだけ御興味をひき、
しかも説得力のある未発表の発見をご覧に入れながら、
学校教育のような無味乾燥なものにならないように心掛けつつ、お伝えするつもりである。
そのため先ず、本学がどれほどの能力をもち、
どれほど動かない証拠の上に立って史実を復元した上で発表し続けてきたかを、
端的に理解できる実例からご覧戴きたい。
それにはを論議する最大の基礎である
『倭』を『ウワイ』と読む事実を、
万人に理解させる必要があるが、
『魏書倭人章』が可能であるという実例からお目にかけよう。
その最も効果的な手法は、次のように図解することである。
この地図は『倭』がどこで発生して、どういうコースを通って日本列島へきたか、
どういう歴史を経て、どうなったか…という、これまで本講座や著書などで、部分的に、
ばらばらにお話ししてきたものの総括である。
こうして一覧できるようにすると、これまで漠然としていたものが、
どんなに反発の余地のない決定的な証拠だったかを、
眼のあたりにして強くご痛感戴けると思う。
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