2013年11月17日日曜日

世界最古の総合病院・デルポイのアポロン神殿


 『Yahoo!天気・災害

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録29:25頁

 それこそが信仰と「医療技術」を融合したピュテーアの仕事だった。

 この大蛇に例えられた名詞ピュトンのギリシャ語本来の意味は「腐敗(腐敗)」である。

 先号の「みずはのめ」の解説で、

 蛇は尿や汚物の化身だと考えられていたと、

 お話ししたとおりなのである。

 これを日本式に考えるとビュトンは

 「腐(くさ)る・臭(くさ)い・糞(くそ)・燻(くす)む」を意味していて、

 八俣大蛇がもっていた剣の草薙の剣(くさなぎのツルギ)とは、

 持ち主を示す「腐の王(クサナギ)の剣」だと見るほうが、ずっとふさわしい。

 日本武尊が焼津(やいづ)で、

 燃える草を斬って脱出したという話は全てが不合理だし、

 彼は静岡などへは行っていないから、

 この話は当て字に合せて作った故事(コジ)つけだとしか考えられない。

 蛇は穴の中に住む。

 大蛇ならその穴も大きくて洞窟と名が変わるだけのことである。

 腐敗は日当りの悪い暗湿な場所で進行する。

 病気もそんな腐敗の仲間が、

 日の当たらない体内で繁殖して、

 捨てておくと進行して悪化する。

 その時黒の洞窟を太陽神アポロンが光線の矢で貫ぬくと、

 洞窟は射抜(いぬ)かれてポッカリ出口が開き、太陽光が注(そそ)ぎ込み、

 通風も良くなって、「腐敗(ピュトン)」は死んだ。

 これは日光と通風によって環境を浄化し治療する古代医学の神話化で、

 アポロンが医術の神でもある理由なのだ。

 事実、デルポイの神殿は、

 患者たちに流れで水禊(みそぎ)をさせ、

 薬草と日光浴とスポーツと精神療法の祈りで治す、

 世界最古の総合病院だった。

 世界最古の総合病院・デルポイのアポロン神殿

 世界最古の総合病院・デルポイのアポロン神殿

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