2012年3月23日金曜日

地名こそ最重要『文化財』



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録08:26頁

 《地名こそ最重要『文化財』
 「地名こそ最重要『文化財』

 これまでは、

 ここが旁国比定地だと挙げてみても、

 「よく似た地名がたまたま並んでいるだけではないか」

 と軽視されがちだったが、

 以上の横川牧園の例で、

 『魏書倭人章』の旁国を

 考えに入れなければ理解できない語源と命名理由を

 見つけだすことができた。

 それは旁国に入らない隣接地名のもつ真意を考えたからで、
 
 これと同じ技法は畿内説がいう旁国候補地、

 例えば先述の和歌山県伊都郡や、

 巴利国に対する播磨(兵庫県)などとその隣接地でも応用できる。

 それらもまたその地名相応に、

 同様の歴史をもっているからである。

 それらはこれまで畿内説を支えてきたが、

 畿内説が瓦解した現在、

 それらの畿内説旁国群はどんな歴史を物語るか…非常に興味がある。

 この旁国問題はそこまでやって終るのである。

 誤解のないように、もう少しつけ加えておくと、

 ヨッガーとヨコガワとの場合は標準語読みで謎が解け、

 マッゾンとマキゾノの場合は大隈語読みで謎が解けた。

 逆になっているが、

 横川の場合は、

 鹿鬼島語に不慣れな読者のために

 私(加治木義博)が標準語を使って説明しただけのことで、

 地元ではヨッガーと発音しても、やはり「ヨコ側」の意味として通じるのである。

 以上で、

 地名がどんなに有力に歴史を物語るか、どれほど貴重なものか、

 心からおわかり戴けたと思う。

 それは何一つ語らない億万の出土品よりも貴重な文化財なのである。

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