2012年7月19日木曜日

宮之浦、宮之城は狗奴浦、狗奴城



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録13:21頁

 《宮之浦、宮之城は狗奴浦、狗奴城
 「宮之浦、宮之城は狗奴浦、狗奴城

 位宮以前の高句麗王の名乗りをみると、

 その支配地は全て移動しているから、

 祖父の宮と位宮がともに宮之城にいたとするよりも、

 祖父・宮と位宮はそれぞれ別の領地にいたとみるのが妥当である。

 だとすると重要な問題が発生する。

 この二人の高句麗王の名を記録したのは中国人だから、

 その発音は漢魏音でなければならない。

 「宮」の漢魏音は kiung ・キュンだから、

 「ン」を助詞の「の」として使う

 鹿児島語では「之」に当たる。

 「宮之」は、

 このキュンという発音を正確に写した当て字だったのである。

 宮之浦は「キュン・浦」、

 宮之城は「キュン・城」だったのだが、

 以前お話ししたとおり

 鹿児島語は「キュ」といった拗音を嫌ってキュは「ク」としか発音しない。

 「宮之」は「クノ」になり、

 「狗奴」と全く同じ発音になる。

 宮は琉球の「球」の発音。

 狗は球磨の「球」の発音なのだ。

 この論理が正しいことは、

 壹與が軍をひきいて戦った記録である

 『古事記』の『神功皇后記』中に、

 敵のカゴサカ王が「歴木」に登っていて猪に殺されたという記事がある。

 この王の弟はオシクマ王で、

 兄がカゴ=薩摩半島、

 弟がオシ=大隅半島の王という名乗りになっている。

 歴木という名の木はないが、

 木偏に歴の「櫪」はクヌギのことで、

 「宮之城」は大隅発音でぴったりクヌギになる。

 カゴサカ王は宮之城で殺されたという記録なのである。

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