2014年5月10日土曜日

阿曇・安曇(8)万葉集(1)志賀の海人


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 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》 

 出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦

 阿曇・安曇(8)万葉集(1)志賀の海人

 0278 石川少郎の歌一首

    然之海人者 軍布刈塩焼 無暇 髪梳乃小櫛 取毛不見久尓

    志賀の海人は 布刈塩焼き 暇なみ くしげの小櫛 取りもなくに

 1245 四可能白水郎乃 釣船之紼 不堪 情念而 出而来家里

    志賀の海人の 釣舟の綱 堪へかてに 心思ひて 出て来にけり

 1246 之加乃白水郎之 焼塩煙 風乎疾 立者不上 山尓軽引

    志賀の海人の 塩焼く煙 風を疾み 立ちは上らず 山にたなびく

 2622 志賀乃白水郎之 塩焼衣 雖穢 恋云物者 忘金津毛  

    志賀の海人の 塩焼き衣  なれぬれど 恋といふものは 忘れかねつも

 2742 壮鹿海部乃 火気焼立而 燎塩乃 辛恋毛 吾為鴨

    志賀の海人の 火気焼きたてて 焼く塩の 辛き恋をも 我はするかも

 3170 思香乃白水郎乃 釣為燭有 射去火之 髣髴 妹乎 将見因毛欲得 

    志賀の海人の 釣し燈せる いざり火の ほのかに妹を 見むよしがも

 3177 然海部之 磯尓苅干 名告藻之 名者告手師手 如何相難寸

    志賀の海人の 磯に刈り乾す なのり藻の 名は告りてしを なにか逢ひ難き

 3652 至筑紫館遥望本郷悽愴作歌四首
 
    之賀能安麻能 一日毛於知受 也久之保能 可良伎孤悲乎母 安礼波須流香母

    志賀の海人の 一日も落ちず 焼く塩の 辛き恋をも 我はするかも

 3653 思可能宇良尓 伊射里須流安麻 伊敝妣等能 麻知古府良牟尓 安可思都流宇乎

    志賀の浦に いざりする海人 家人の 待ち恋ふらむに 明し釣る魚

 3644 之可能宇良尓 伊射里須流安麻 安気久礼婆 宇良未許具良之 可治能於等伎許由

    志賀の浦に いざりする海人 明け来れば 浦廻漕ぐらし 梶の音聞こゆ

 3862 志賀之山 痛勿伐 荒雄良我 余須可乃山跡 見菅将偲 

    志賀の山 いたくな伐りそ 荒雄らが よすかの山と 見つつ偲はむ
   
 ―筑前国の志賀の白水郎歌十首―

 3863 荒雄良我 去尓之日従 志賀乃安麻乃 大浦田沼者 不楽有哉

    荒雄らが 行きにし日より 志賀の海人の 大浦田沼は さぶしくもあるか  

 3869 大船尓 小船引副 可豆久登毛 志賀乃荒雄尓 潜将相八万

    大舟に 小舟引き添へ 潜くとも 志賀の荒雄に 潜き逢はめやも

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