2012年10月11日木曜日

アレクサンドロス大王と同じ称号のソナカ



 『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』事務局長:金原政敏
 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録16:16~17頁

 《アレクサンドロス大王と同じ称号のソナカ
 「アレクサンドロス大王と同じ称号のソナカ

 これで伊佐と出水の最初の地名が、出水だったと、はっきりわかった。

 ではそれは出雲のほかは無関係なのだろうか?。

 関連のありそうな名を手短にリストにして見ておこう。

 五十 イトウ イツ    イヅ  イソ イサ    ゴトウ ゴヅ ゴソ

    伊都王 伊都    出   磯  伊佐    五島  牛頭 語曽

    伊東  五馬    出水  衣襲 率     五藤  牛津 御祖

    伊藤 (行っ)   出雲  石  諌早    御藤  越  小曽部

    到津  行橋    泉   伊蘇 五瀬    権藤  河津 小湊

    意富  逸見    和泉  勤  伊勢    五島鯨 高津 許曽

    恰土  伊都都比古 伊豆  市磯 居勢(こせ) 巨頭鯨 高鷲 清曽根

    糸   井筒    夷隅  石衝 御所(ごせ) 近藤  小津 清洲
                                                             
 その名乗りは、卑弥呼当時はイサンギと発音されていたから、

 すでに伊佐の国名があったことが確認できるが、

 それにしても伊声耆という3字の記録からは想像外の、

 こんなに多くの地名や姓が派生した可能性があるのである。

 ここに挙げたものは現実の名詞として記録や現行の名の中から選んだものだが、

 2、3不明の方もいらっしゃると思うのでご説明すると、

 五島鯨と巨頭鯨は両方とも「ゴンドウクジラ」のことである。

 クジラが百済(クダラ)から派生した名で、

 トカラ列島の臥蛇島=ガジャジマが、

 インド語で「ガジャ=象」の頭に似た語源をもつ

 ゴンドウクジラに似た姿をしていることと、

 この伊声耆の名乗りとが、なぜ関係があるのかも、

 こうして比較してみるとよくわかると思う。

 また時代と共に発音が変わったばかりでなく、

 さまざまな読み替えが起こったことも、

 おわかり戴けると思う。

 その時間差は、

 歴史の復元という仕事には最も重要な決め手である。

 それは分布の地理的条件からでも、

 出水から伊都→和泉→出雲→伊東→伊豆→夷隅という

 時間経過が分かるし、

 また伊都王の名から五トウの発音が生まれ、

 それから牛頭と五島とが生まれ、

 牛頭から牛津が生まれて現在に至ったとみるのが、

 一見、常識的にみえると思う。

 しかし注意がいる。

 なぜならこの名乗りの語源はポセイドンの後半

 「イドン」だったことを忘れてはならない。

 それはギリシャ生れの名で、牛頭もまたギリシャ生れだからだ。

 アレクサンドロス大王は頭に2本角をつけて

 「ツルカルニン」という称号を名乗ったが、

 卑弥呼の夫も

 都怒我阿羅斯等(ツノガアルシト)と

 蘇那曷叱智(ソナカシナ)と名乗った。

 あとの名乗りは古大隅語の

 「牛(ソ)奴頭(ソ ナ カシタ)」だから、

 「角がある人」と同一人物で、歴山大王と同名なのである。

 『記・紀』は

 角我・角鹿と書く地名は「敦賀(つるが)」のことだとしているから、

 「角(ツル)鹿ある人」は、

 ツノガアルヒトではなく「ツルカールニン」と読むのが正しい。

 これも動かぬ証拠なのだ。

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