2013年8月6日火曜日
卑弥呼当時すでに大きかった外来語文化
『Yahoo!天気・災害』
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録26:17頁
その答はすでにお話したように、
「言語の土着性」の結果なのである。
人が次々に移住してきても、
土着している人の数が多いと、
少数の外来者は、
その土地の言葉を習って使い、
次の世代になると親の言葉は話さずに
周囲の土着している言葉を常用するようになる。
世代が重なれば、
土着者と外来者の言葉に差がなくなってしまうのは、
今も世界中で普通に見るも無数の実例に満ちた動かぬ原則なのである。
しかしこれは移住者の数が少ない場合に限られる。
集団移住、または呼び寄せ、または縁故を頼って
次々に移住者がやってくる場合などは、
故郷の言葉はなくならず移住地でも使い続けられる。
また土着者の文化が低くて語彙が少ない場合は、
外来者が教えた新しい言葉が
新たた加わって土着語に仲間入りする。
またその外来文化が宗教のような指導力をもったものの場合は、
その用語として逆に新しい言葉が教えこまれる。
今、南九州語に濃厚にみられるパーリ語型の言語は、
南九州の住民が全てパーリ語人だったわけではなく、
渡来者の数は少なかったが、
それが<仏教用語>だったために尊重され、
教養として習熟していった結果、
広く普及したと考える以外にない。
これは現在のテレビという名などの、
外来語と同じだと考えればよくわかるはずである。
《卑弥呼当時すでに大きかった外来語文化》
「卑弥呼当時すでに大きかった外来語文化」
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