2013年8月13日火曜日

「土師女」は卑弥呼と雄略天皇々后


 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録26:24頁

 大学講義録18の3~10頁でお話しした

 雄略天皇の草香幡梭(くさかはたひ)姫皇后(仁徳天皇々女)が

 本当の支配者で、

 仏教尼僧だった長谷寺の主を指す「土師女」という人称代名詞が、

 奈良倭国の「はじめ」と一致する「はじめ」の語源だ、ということになる。

 これは奈良の倭国に限定した発想だから、少し狭いとすれば、

 当時は今以上に有名だった

 天照大御神=卑弥呼もまた百済倭国の始祖として、

 「はじめ」と呼ばれるのに適している。

 この語源問題に答える当時の記録文献が見つからない限り、

 どちらとも決めかねるから、

 この両者のどちらかに

 「はじめ」の語源があるとしておくしかないが、

 それは細部にわたる第二義の疑問であって、

 語源を確定する仕事としては、

 「はじめ」と「おわり」という日本語は

 「倭国の始めと終り」から生まれたと、

 充分立証されていて崩れることはない。

 こんなことは、

 歴史の探求とは無関係で、

 それは言語学の仕事だと思い込んでいたのが、

 過去の史学界の常識だった。

 それは言語史料がなにものにも勝る史実を蓄えた

 文化財であることに全く気づかなかったからである。

 また仮に幾らか気づいたとしても、

 漢字音の時代差、

 言語の移動コース、

 それによる発音の変化、

 原語をつきとめるシステムなどに無知では、

 何の成果も挙がらないから、

 それ以上、深入りしようとする者がいなかったのである。

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