2013年8月25日日曜日

九州からの移住の史実を語る丹波の地名


 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録27:6頁

 また、この国々の郡や町村の名にも面白い実証がある。

 丹後の国に「丹波郡」があるのに、

 肝心の丹波の国には丹波郡がない。

 同じようなことは丹後国に竹野(たかの)郡があり、

 但馬国の美含(みかみ)郡に竹野(たかの)がある。

 これらは全域が丹波国だったら何の不思議もないことだから、

 もと1つの国だったものが後に3分割されたのだと、

 「地名」が立派に立証しているのである。

 また視点を変えると、

 3世紀には南九州にあった例のき「旁国」と共通した名が沢山ある。

 「丹波には」

  山国(邪馬)、

  有頭(うど)(烏奴)、

  志麻(斯馬)、

  城崎(きのさき)(鬼奴)、

  多紀(都支)、

  草上(狗邪韓)、

  榛原・拝師(巴利)、

  竹田・高津(狗奴)、

  佐沼(蘇奴)、

  栗村(鬼奴)。

 「丹後には」

  山田(邪馬)、

  大野(烏奴)、

  木津(鬼奴)、

  納野(奴)、

  熊野(狗奴)、

  佐濃・狭沼(蘇奴)。

 「但馬国には」

  山口(邪馬)、

  出石・糸井(伊都)、

  遠屋・遠佐(投馬)、

  城崎(城之崎)(鬼奴)、

  久斗・原野(狗奴)、

  刀岐(都支)がある。

 また旁国ではないが、

 「丹波国に」

  佐伯(大分)、

  田原(熊本)、

  河内・日置(薩摩)、

  加茂(蒲生(かも)=大隅)、

  夜久・横作(屋久島)。

 「丹後に」

  謁叡(えい)(穎娃(えい)=薩摩)、

  小野(薩摩・尾の間=屋久)。

 「但馬に」

  安美(台湾・奄美)、

  日置(産摩)、

  狭沼(さの)(宮崎)、

  賀陽(かや)(鹿島=大隅)、

  新田(宮崎)

 などがあって、

 移住者たちの故郷が九州各地にあることを記録している。

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