2012年12月20日木曜日
称号「天照大神」はこうして生まれた
『Yahoo!天気・災害』
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録18:26頁
《称号「天照大神」はこうして生まれた》
「称号「天照大神」はこうして生まれた」
日本語には女性を「アマ」と呼ぶ言葉がある。
これももとはパーリ語の「 amma アムマ〕で、
やはり南九州で短縮されると「アマ」になる。
パーリ語本来の真意は「お母さん」と敬愛をこめて呼ぶときの「母」であり、
同じく敬愛をこめた「尼僧」という意味でもある。
日本語のアマと全く同じく女性と尼とを同時に表現する言葉である。
他に類例のないこの特殊さで、
「アマ」の語源は間違いなく「 amma 」だと、
はっきり断定できるのである。
すると「 itthi 」も女性だから、
例によって飛鳥・春日式に「壹」の字も「アマ」と読まれるようになる。
「與」のパーリ語原音候補も、
比較リストに挙げておいた「joti 照す」以外にない。
この「與」も同じように訳語の訓み方
「 joti =照す」の「テラス」に変わる。
こうみてくると「天照大神」とは、
従来は漠然と、
古来からそう呼ばれでいた伝統的な称号だと思い込んできたが、
真実はそうではなく、
3世紀に張政が当て字した「壹與」という漢字が、
時代とともに読み方が和訓に変わっていって、
飛鳥や大和式に定着した新しい読み方であって、
さらに『記・紀』の編集者が、
それに合理性と、仏教色を消しそシンドゥ色を持たせようとして、
「アマ」を尼から天の字に変え、
大神=オオミカミという言葉を添えて作りあげた、
卑弥呼や壹與の全く知らない、
後世につけられた名だったのである。
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