2013年9月22日日曜日

天照大御神は『日本書紀』には居ない


 『Yahoo!天気・災害

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録28:5頁

 それは、つきつめると、

 「天照大神」という同じ名乗りをもったとされる2人の人物の、

 どちらを正統と認めるか、

 すなわち政権の出発点をどちらの天照大神に置くかの争いである。

 それを

 『日本書紀』は大日霎の貴だといい、

 『古事記』 は天照大神だという。

 念のためもう一度、この神(人物)が生まれた時の、双方の原文を読み返してみよう。

 『日本書紀』

  「是(ここ)に於いて共に日神を生む、大日霎の貴とな號(なづ)く」。

  (この後は小さい字で)「大日霎貴 此(これ) 於保比屡(ル)咩(メ)能武(ム)智云う。

  一書 天照大神 と云う。

  一書 天照大日霎尊 と云う」

  と[註]として書いてある。

  本文には「日神。大日霎の貴」とだけ書いてあつて天照大神とは一切書いてない。    

 『古事記』

  (伊耶邪美命が死んで、

   黄泉を訪れた耶邪岐命は豫母都志許賣(ヨモツシコメ)=泉津醜(しこ)女と

   伊耶邪美命に追われて逃げ、

   [竺紫(チクシ)・日向之・橘・小門(オト)之・阿波岐(アワキ)・原]で

   禊祓=ミソギ=水浴びして身を清めた)時。

   「左の御目を洗う時 成る所の神の名 天照大御神 

    次右の御目を洗う時 成る所の神の名 月読命

    次御鼻を洗う時 成る所の神の名 建速須佐之男(タケハヤスサノオ)命」

   と書いてある。

 『古事記』には天照大神がいるが、

    それも「天照大御神」であって、

 前にお話したように「御(み)」の字=ミ=女(沖縄語)が入れてある。

 天照大御神は『日本書紀』には居ない

 天照大御神は『日本書紀』には居ない

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