2013年9月17日火曜日

3貴子誕生の謎の答=インドの四姓の原型


 『Yahoo!天気・災害

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録27:30頁

 その天武の発想の背景には、

 当時の人々の「階級制度に慣らされた諦観(あきらめ)」の存在がある。

 それはインドのアーリヤ支配体系を、

 現在まで維持し続けたカースト制度と同じものである。

 カースト=四姓制度とは、

 人は生まれながらに階級が決まっていて変えられない、

 という観念で国民を支配したひどい政策である。

 先に取り上げた天照大神たち2貴子が

 伊弉諾の尊の眼・口・鼻から生まれたとする発想のルーツが、

 この四姓制度の基本になっている。

 それはシンドゥ教の聖典の一つ『リグベーダ』の「原人歌」で、

 巨大な原人・プルシヤの

  口からブラフマン=婆羅門が生まれ、

  両腕からラージャニヤ=王族軍人が生まれ、

  両腿からバイシャ=吠舎が生まれ、

  両足からスードラ=首陀羅が生まれたと書いてある。

 原人とは宇宙と真理の擬人化と、

 それから生まれた人類全体を意識したもので、

 「口」は教え導く者。

 「腕」は物事を取捨選択して保護する者。

 「腿」は全体を支え活動するものの有力な上部構造。

 「足」はそれら全てに奉仕する最下部構造を意味するから、

 ブラフマンは  学者・司祭者など、

 ラージャニヤは 行政・軍事を司どる者。

 バイシャは   生産と流通の経済に従事する一般庶民で、

 以上の3階級はB.C.E.2000年頃から

 インダス人を滅ぼし次第にインドに侵入して支配権を握った

 「アーリヤ=arya=高貴」人がもっていた階級制度である。

 3貴子誕生の謎の答=インドの四姓の原型

 3貴子誕生の謎の答=インドの四姓の原型

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