2013年9月19日木曜日

「粗雑な説話集ていど」の部分が秘めていた巨大な答


 『Yahoo!天気・災害

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録27:32頁

 以上で、

 『記・紀』がはっきりと倭国と日本国の2天皇家を記録している事実や、

 それは天武天皇以下の天皇たちが書かせたものであり、

 その倭国と日本国の2天皇家を区別せずに

 「神武天皇以来の一系」に編集し直した事実が明瞭に確認できた。

 それによって、天智天皇と天武天皇とが兄弟に見えたために、

 日本史に人道的汚点を焼き付けた大化改新後の「骨肉相克」が、

 本当は実体のない幻影にすぎなかった事実もわかった。

 その「一系」思想の発生源は、

 天皇文化の母体であるアーリヤ文化であり、

 『記・紀』の『創世記』も

 そのカ-スト制度の原典から神々と国生みの表現法をえていること等、

 過去に深刻な謎とされてきたものもまた一気に解明してしまった。

 また以上から確実に理解できたことは、

 従来非難されてきた天武天皇の焚書は、

 始皇帝のような独裁目的の利己的なものではなかったという事実だ。

 しかもこの答の宝庫は、

 粗雑説話集とされてきた『清寧紀』から『武烈紀』の部分にあったのだ。

 検討法さえ正しければ、

 その系譜がこんなにも明快で反論の余地ない結論を次々に集積し、

 日本建国史再編の不動の基盤になったのである。

 この国史研究史上まれにみる画期的な事実を、悪文を面倒がらずに、
 
 よくご熟読、ご消化いただいて、

 今後のご研究に大きくお役に立てて戴きたいと願っている。

 「粗雑な説話集ていど」の部分が秘めていた巨大な答

 「粗雑な説話集ていど」の部分が秘めていた巨大な答

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