2012年9月19日水曜日

長い移動を立証する分裂伝説群



 『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP
 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録15:26頁

 《長い移動を立証する分裂伝説群
 「長い移動を立証する分裂伝説群

 また仮に桜井市の大神神社が卑弥呼時代のものだとすると、

 そこに伝わる記録は、

 多少の誤伝はあるにしても、

 私たちが知る複数の『三輪山伝説』群ほどに大分裂することはない。

 その中でも箸墓伝説はことさらに変形がひどい。

 3世紀から7世紀までは400年、

 ノストラダムスから現在までよりも、まだ短い。

 世襲の語り部がいた古代は、むしろ発音の聴き違いは少ないから、

 大きな変化がみられる場合は、

 伝承の途中で「言語の違う人々が大きく誤解した」証拠である。

 「言語は土着する」という不動の鉄則があるから、

 仮に倭国政権が奈良に土着したまま400年を経過したのなら、

 伝承がそんなに変形するはどに

 「大きな言語の違い」が混入する可能性はまず絶対にない。

 だからこの『三輪山伝説』分裂の事実が教えるものは、

 その原話の事件があった地点から桜井に落ち着くまでに、

 数々の言語差のある地域を、

 長年月をかけて通過してきたからこそ、

 様々な誤解が入り混じって、

 幾つもの異伝が生まれたのだという動かない真相である。

 こうわかると、その異伝の内容を分析してみれば、

 どこの言葉と、どこの言葉とが出会ったために、

 どんな変形が生まれたかを判定できる。

 しかし今は余り脱線しすぎるから後日に譲るが、

 それもまた倭国大移動が真実だったことを完全に証明することは間違いない。

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