2012年8月28日火曜日
箸=丹塗り矢、箸墓伝説は誤解の産物
『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録14:30頁
《箸=丹塗り矢、箸墓伝説は誤解の産物》
「箸=丹塗り矢、箸墓伝説は誤解の産物」
著墓の由来は『崇神紀』の「埴安彦の乱」の次の、
倭迹迹日百襲姫が大物主の妻になった話で、
大物主は夜にだけきて姿が見えないため、姫が姿が見たいというと、
「では明日の朝、櫛箱を開けてみよ。しかし驚くな」というので、
約束して翌朝開けてみるとその正体は小蛇だったから思わず悲鳴をあげた。
神は怒って三諸(みもろ)山へ姿を消す。
恥じて後悔した倭迹迹姫の命(原文通り)は
箸で急所を突いて自殺、
大市に葬ったから、
当時の人はそれを「箸墓」と呼んだ。
というのであるが、
これは神武天皇妃「比売多々良伊須須気余理比売」は
大物主が丹塗矢(にぬりや)に化けて
妃の母をレイプして生ませた子だという
『神武記』の話や、
八咫烏=建角身の子・玉依日売が川へ遊びに行って、
流れてきた赤い矢を拾って帰ると、
妊娠して男の子を生んだという
『山城風土記』にある「下鴨神社の縁起」とも同じ内容で、
元は一つの史実が様々に変形したものだというのが、
もう異論の余地のない定説である。
その本来のモチーフは赤い矢で、
それを難しく丹塗矢(にぬりや)と書き替えているが、
これには全て根拠がある。
赤い矢はアカイヤヘの当て字、
丹塗矢(にぬりや)は
沖縄の古代信仰の聖地であったニルヤ・ヌリヤの名が赤を丹(に)と書かせ、
ヌリヤを塗り矢と誤解して、
お伽話化したものである。
だから箸墓伝説はこの結婚話から変形した
「百済(ハシ)の倭迹迹姫の自殺」話を、
箸で自殺したと更に脚色し直して、
全く無関係な百済王墓を百襲姫の墓に仕立て上げたものにすぎない。
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