2012年7月23日月曜日

奴国は種子島の中心地「野間」



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録13:25頁

 《奴国は種子島の中心地「野間」
 「奴国は種子島の中心地「野間」

 屋久島には、

 東北部にある宮の浦の、

 ちょうど反対側にあたる北西部に「永田」がある。

 田を国称であるラの訛り「ダ」だとみると、

 このナガタは「奴ガ国」とみられなくはない。

 しかし奴の発音は漢魏音 no 隋唐音 nuo 明清音 nu であって na ではない。

 旁国を記録した帯方郡使は、

 耳で聴いた発音を忠実に写す当て字を選んでいるから、

 奴の発音は漢魏音の、「 no =ノ」でなければならない。

 当時の鹿児島以南の国称が、多く「マ」であったことを考えると、

 奴国は「ノマ」と呼ばれた可能性が最も高い。

 すると種子島には中央部にぴったり「野間」という地名がある。

 現在、空港がある中種子町の中心部である。

 その西南には港をもった「島間」があって、

 ここも「斯馬国」と同名である。

 しかし旁国の最南端という奴国=野間より南にあるから、

 倭人章に書かれた斯馬国ではない。

 別の時代のものなのだ。

 では、

 その野間は屋久島の狗奴国より北にあるだろうか?。

 屋久島の北端は島間よりさらに南にある。

 屋久島全体が野間より南にあるから、

 狗奴国はもちろん、邪馬国まで含めても、

 奴国=野間の南にある。

 すると日本式数詞の「ナ・ヤ・コ・ト」は、

 この野間・邪古・十島で北から南に正確に配列されている。

 どこからみても、この「野間」以上に奴国に一致する地点はない。

 この「ナ」の数詞は、

 より古い奴国だった那覇と同じく沖縄発音なのである。

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