2015年8月3日月曜日

『アズミ族の正体』③出雲〔島根県〕

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 『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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 ※出典: 『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦 190~195頁

 ≪アズミ族の正体≫③出雲〔島根県〕

  「出雲」名は es-mah〔家-大きい(高い)〕と理解できる。

 『古事記』の国譲り伝承の段にある

 「多岐志〔現出雲市武志〕」 は du-gis〔邸宅(屋敷)-木〕で

 「木の神殿を表わす」。

 この建造に当たるのが「久那斗神」で

 ku-nata〔立てる-柱〕に依り、

 「柱を立てる」ことは「家を建てる」仕事で、

 それをサンスクリット表記した名称が「建御名方富神」名となる。

 「建」は「建設」を担う表示で、

 「ミナカタ」は mana-kartt〔建設工、建築工〕と

 「棟梁」といった呼称である。

 「富」はシュメル語の dum〔大工〕で、

 出雲市の東隣り斐伊川を挟んだ斐川町の「富村」 名に由来する。

 同地の富神社には久那斗神が祀られている。

 「御名方神」名は『古事記』の国譲りの段のみで外にはない。

 しかし意義を同じくする神名はまだある。

 「水戸神」名は

 minati〔(柱)を建てる、建設する、建立する、固定する〕の

 音写である。

 これをさらにギリシャ語で表記したのが、

 「秋津日子命」名の「アキツ」で

 ArXi-Tekton〔建築家、棟梁〕の転訛である。

 同語は英語で arktechter〔箱の技工〕の祖語である。

 久那斗神一族の名称としては足長神、手長神また稲田姫とある。

 それぞれ

 es-nagar〔家-大工〕、du-nagar〔屋敷-大工〕、

 i-nata〔高くする-柱〕で、大工の属類名である。

  しかし、「イズモ」にはまた重要なアズミ族の事蹟がある。

 『古事記』に登場する「大穴持命」に係る。

 つまり is-maha〔穴-大きい〕がその源語で

 「シマネ:嶋根」名と関係する。

 「出雲国風土記」が

 「嶋根と號くる所以は國引きましし

  八束臣津野命の詔りたまひて、名を負せ給ひき。

  故、嶋根といふ」と述べている。

 「島根」〔現県名〕の由来がそこにはある。

 「シマネ」と「ツノ:津野」は同義である。

 「島」は「鹿児島」名の説明で挙げた「シマ」と同義で、

 za-ma〔国〕に依る。

 そして「ツ:津」はその za の音写でここでは同義である。

 そして「根:ネ」及び「野」は

 同じくシュメル語での na〔石〕の音写で、

 双方ともその語義は「国・石」で、

 ここが「石の国」であるといっている。

 現在、島根町は松江市の北側日本海に面してある。

 そこに最近まで国石神社はあった。

 しかし、同名社は前記の風土記にもなかったことから

 改名されてしまった。

 『古事記』やその風土記がどういう勢力によって

 編纂されたかを知ればその理由も解かるが、

 現名と「国石」とどちらが重要か理解できるはずである。

 「シマネ」は「国石」の別称なのである。

 さて「根」は「石」の語義とした na とは発音が異なる。

 「根」は ne である。

 しかしその背景は重要である。

 Ne は「赤い」で、

 その「石類」が「赤い石」であることを示唆している。

 「赤石」は「銅」を表わす。

 つまり、この地域で銅が産出されていたのである。

 和名類聚抄楯縫郡に「治田」名がある。

 「ハルタ」は hur-te〔山-銅〕で「銅山」である。

 「大穴」とはその坑道をいったものである。

 出雲が強い勢力に成長したのはその銅のお陰である。

 島根町内の地名「大芦(蘆)」は「大穴:is」に依り

 「加賀」もKVK〔洞〕に依る。

 両方の地域にある「木の山神社」名は「金山」である。

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