2013年3月30日土曜日
菩薩は紀元前後から作られ始めた
『Yahoo!天気・災害』
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録22:1頁
《菩薩は紀元前後から作られ始めた》
「菩薩は紀元前後から作られ始めた」
観世音菩薩という名の仏は、
釋迦の教えた仮説を後世の漢訳者が擬人化して、
卑弥呼の別名を宛てたために生まれたことが、
大学講義録20と21でほぼおわかり戴けたことと思う。
この卑弥呼との関係に気づいた人はいなかったが、
全ての菩薩や如来などが、
仏教の発展につれて次々に作り出されたものであることは、
多くの研究者の一致した結論である。
その代表的なものは、前出の佐和隆研氏で、
『密教美術論』(便利堂刊・1955年=昭和30年)の
「三 観世音菩薩像の研究」の中p.140~)で、要約すると次のように言っている。
「西紀前後頃から以後、仏教はその教理の展開につれて多くの如来、
菩薩、明王、天などを作り出して来た。
その重要な諸尊のうちの何れか一つをとりあげてみても、
その説かれている経典は多種類にわたっていて、
それがいかなる過程をへて成立し、
発展して来たものかということについての
詳細な研究の困難さを感じさせるほどである。
観音もその成立の最初については、
あるいは仏弟子の阿難(アナンダ)を神格化したものであるともいわれているが、
その間の事情については充分に明かにされてはいない。
(大正大学々報第六・七号、加藤精神「文殊 普賢 観音 弥勒 の研究」)。
しかし、その成立後の展開は他の諸菩薩と比較できないほどに多彩で、
その名や功徳を説く経典は著しく多い。
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