2012年6月26日火曜日

蘇奴国も仏教がもたらした国



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録12:24頁

 《蘇奴国も仏教がもたらした国
 「蘇奴国も仏教がもたらした国

 このソナの名乗りは、

 『日本書紀』崇神天皇65年秋7月に

 任那(みまな)からやってきた使者の名としても現われる。

 蘇那曷叱智(ソナカシチ)である。

 この人物については大量の謎解きが必要だし、

 それはすでに大半が私の著書に掲載されているので、

 ここでは関連する名乗りだけを挙げておく。

 ソナカ長老  アショカ王仏教宣布団の東方布教最高指揮者とその後継者

 ソナカ夫妻  足仲彦(仲哀天皇)『日本書紀』 息長帯姫(神功皇后)『古事記』

 ソナカヒメ  石長比売(ニニギの命の妻・木花之佐久夜毘売の姉『古事記』)

 このうちのソナカ長老は私の研究結果であるから、

 まさかインドとは関係はなかろうという人がいると思う。

 しかし、

 蘇奴という国名はインドのものと同じである。

 その国はもともと

 紀元前にアレクサンドロス大王が残したバクトリア地方の国で、

 漢字では「叟那(ソナ)国」と書かれるギリシャ人国家だったが、

 インドに侵入してB.C.E.2世紀には王国を建投した。

 その結果、それまで存在しなかった仏像=ガンダーラ仏が生まれたが、

 その像はインド人が現在も履かないサンダルを履いている。

 日本人も草履や下駄を履く。

 後にお話しする巴利国とともに、

 この蘇奴国も仏教がもたらした国名とみるほうが、

 より合理的である。

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