2012年5月22日火曜日

三角縁神獣鏡の正体



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録10:36頁

 《三角縁神獣鏡の正体
 「三角縁神獣鏡の正体

 卑弥呼の鏡ではなくても、

 三角縁神獣鏡は日本の建国史にとって最も重要な文化財の1つである。

 その正体については、

 すでに『建国前夜の巨大連邦発見』で詳しく解明ずみだが、

 通俗書のため、

 出版社の編集時に、

 専門的な部分が大量に省かれているので、

 話題になったついでに、

 今ここで僅かでも補足して、疑点が残らないようにしておこう。

 日本では鏡の縁の断面が三角になっていることに注意を奪われている嫌いがあるが、

 主要度では画像と銘文のほうが上である。

 神獣鏡という命名で、人物像は神だとわかるが、

 その理由は「東王父・西王母」と銘文に書いてあるからである。

 この神仙の名は道教のもので、インドのシンドゥ教の中国版である。

 神獣鏡は秦代ごろから造られているから、

 秦の始皇帝が心酔した方士たちめ宗教用具として誕生し、

 発達したことは間違いない。
 
 卑弥呼は仏教徒だから神仙は宗教上の敵である。

 そんな鏡を喜ぶわけがない。

 また日本に仏教が入ったのも彼女の時代なのだから、

 それ以前の鏡にある像は全て仏像ではない。

 神像をわざわざ彫った三角縁神獣鏡は、

 絶対に卑弥呼の鏡であるはずがないのである。

 だが三角縁鏡は卑弥呼時代前後に造られている。

 これが卑弥呼鏡説を生んだのだが、

 魏の政府が彼女用に特製したのなら、

 必ず全部に尚方製の銘文があるはずなのに、それもない。

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