2012年5月19日土曜日
官名はすべて邪馬壹新政権のもの
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録10:25頁
《官名はすべて邪馬壹新政権のもの》
「官名はすべて邪馬壹新政権のもの」
今では、
日本人なら小学生でも知っている
「ヤマタイコクノ女王ヒミコ」という名詞は、
現実には、
この地球上のどこにも、
かつて存在したことのない、
実体のない、
無知が生んだ、
日本の歴史学者の記念すべきシンボルだというしかない名詞なのである。
ではなぜ、
邪馬壹国以下の国々が、
新たに書き込まれたとわかるのか?。
それは卑弥呼時代には、
女王国でもいちばん南のはずれにあった旁国の一つにすぎなかった
奴国が、
伊都国から100里(約660m)しか離れていない
お隣りに引っ越してきて、
しかも2000余戸(人口 数十万人)もある大国に化けたからである。
このことでわかるように、魏書倭人章は古い記録は歴史として書き、
地理誌としては最新のものだけに絞って書き改めている。
なぜ、そんなことをする必要があるか。
それは古くなった地図はかえって道を間違える原因になるように、
古い記録が混在しているとどれが本当だかわからず、
実用にならないからである。
倭人章の記事で例えると、
各国の記事にある官名が一番わかりやすい。
卑弥呼政権時代と
邪馬壹政権時代との官名が、
仮に混じっていたら、外部の人には区別つかない。
魏の政府も帯方郡の役人もみな外部の人だから、
旧政権の国名は一切ないほうがいいのである。
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