2012年4月24日火曜日
帯方郡使は人類学の凄い学識の持ち主
『出典』言語復原史学会・加治木義博大学講義録10:15頁
《帯方郡使は人類学の凄い学識の持ち主》
「帯方郡使は人類学の凄い学識の持ち主」
魏書倭人章は、
この夏人と倭人の共通点を見抜いていて、ピタリと指摘してみせている。
この事実も、魏人のもっていた人種学知識が現代以上に優れていて、
倭人らの服装、習慣を一見しただけで、
ぴたりとそのルーツを見抜いてしまったのである。
帯方群使らの学識の高さは、
この一事だけでも身にしみてわかるはずである。
彼等は、現在の日本の人類学者でも気付かなかった関連を、
即座に指摘できるだけの学識を身につけてもいたのである。
当時の中国人が、当時としては遥かな辺地だった日本列島人のルーツや実体を、
今の私たちが考えもしない黒歯国などまで細かに同族と認めて、
わざわざ記入するほどに熟知していたという事実を、
改めてしっかり確認しておく必要がある。
ついでにここで、黒歯国は本当に倭人と同種だったのか?みてみよう。
歯の黒い人々は、現在も台湾以南の各国で沢山みることができる。
それは一種の嗜好風習の結果である。
コショウ科のキンマの葉で、
ビロウ椰子の実と石灰を包んで噛む習慣のため、
歯が真っ黒に染まるのである。
その主流はインドネシア系の人々で、
日本語の主流もマレー語だし、
黒い歯のを美として喜ぶ奇妙な風習は、
「お歯黒」として今でも映画の時代劇などでみることがあるし、
お歯黒をした人は昭和初期まで残っていた。
これが答えである。
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