2012年3月13日火曜日

重要な神話伝承の検討と活用法



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録08:15頁

 《重要な神話伝承の検討と活用法
 「重要な神話伝承の検討と活用法

 これにはさらに、

 その位置関係を裏書きする記事がすぐ後に続いている。

 「その南に狗奴国あり、女王に属さない」と書いているから、

 狗奴国は明かに非旁国だ。

 この狗奴国が南九州本土の隼人町からみて、

 海を隔てて沖にある島にあったことは、

 同じ歴史を神話化した『海幸・山幸』の位置関係で明瞭である。

 山幸=位宮は南の島で結婚し、

 海を渡って隼人に攻めこんで

 海幸=卑弥呼・崇神天皇政権を倒したからである。

 これは本来、高句麗王で狩猟民の統治者だった位宮=弓矢の王=山幸が、

 本来、沖縄の海洋民出身の卑弥呼らのお株を奪って、

 卑弥呼政権の海軍=漁師たち=釣り針を使って隼人に攻めのぼった。

 そして針を返すとみせて政権を奪ってしまったのは事実である。

 こうみてくると、

 奴国こそ、その海軍の主力の国だったことが見えて来る。

 それはどこからどこへ移動したのか考えてみよう。

 奴のカールグレン発音は「 no =ノ」。

 国は南島では主に「マ=間・馬」だから、

 「ノマ」という地名を探すと種子ガ島の中心地に

 野間が現存する中種子町のセンターである。

 そこが卑弥呼当時の旁国最南端の奴国だったとみると、

 すべてが都合よく結びつく。

 それは『海幸・山幸』だけでなく

 『浦島太郎』にも『神武東征』にも

 亀=海軍=道の臣=天の御中主=天の種子の命(ミコト)として

 活躍した記録を残しているからだ。

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