2013年7月24日水曜日

建国史最大の謎、2種の貴子誕生譚


 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録26:4頁

 それだけではない。

 もう一つこれまで『日本神話』と呼ばれてきた

 建国史の説話化部分の謎がこれで解ける。

 それは日本古代史中でも最大の謎の

 「伊弉諾尊・伊弉冉尊夫妻が生んだ天照大神姉弟」の誕生と、

 父の

 「伊弉諾尊が一人で水浴し、

  目鼻を洗った時に生まれたという天照大神ら3姉弟」との、

 全然異なる二つの貴子誕生譚が対立して存在する謎である。

 その謎が、

 母の伊弉冉尊を殺した軻遇突智(カグツチ)も、

 この赫夜姫とおなじ「かぐ」の語根をもっていることで解けるのである。

 それは鹿児島の名を生んだ赫夜姫→日葉酢姫より前の事件ではない。

 それを『神話』だと受け取ると、

 彼が生まれた時、

 その火で母を焼き殺したという点に気をとられて、

 インドの火の神アグニのほうに眼が向いてしまうが、

 それは比喩としてつけ加えた脚色部分で、

 現実にはありえない事件である。

 そんな脚色は謎の実体が明かになったあと、

 作者の教養の底にあった文化を知る手掛かりとして、

 さらに掘り下げるのには役立つが、

 私たちは神話学者ではない。

 逆の視点から逆行すると

 過去の神話学者の陥った失敗を繰返すだけである。

 私たちの仕事は、

 比喩を生んだ「カグツチ」という発音からまず真相を見つけて、

 全体像を見極めた上で、

 さらに「証拠による史実」を集めて復元し、再構築することなのだ。

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