2013年7月22日月曜日

誤解を生むのは祭礼のシンドゥ行事のせい


 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録25:33~34頁

 オリンピアスの蛇は、

 デルプォイ神殿の巫女・ピューティアが使った大蛇ピュートーンで、

 アポルロンがその蛇を退治て

 デルプォイを自分の神殿にしたというのは、

 素戔鳴の尊が八俣大虵を退治て、

 自分の政権をたてたのと全く同じ説話化で、

 オリンピアスと比較してみると、

 夫を暗殺して自分の主張を通した彼女の場合は、

 これと男女の性別が逆である。

 日本の建国説話の特徴は、

 「支配者は男性」という主張が最重要命題になっている点だ。

 それはまず「国生み」に男尊女卑の主張が明瞭に見られ、

 [八俣(=山田)大虵(ウチ)(=字冶・内)=宇治山田の内宮=天照大御神]を

 退治た素戔嗚の尊の勝利に見てとれる。

 ギリシャでのオリンピアスとプヒリプの悲劇を教訓に、

 暗に非難しているように見えてくる。

 それはこの竜蛇伝承が我が国にも脈々と流れていて、

 いかに共通の血が濃いかを立証しているからである。

 その伝承は3000年以上前の、

 茨城県稲敷郡の縄文遺跡・福田貝塚に遺っていた

 「人面注口器」(西宮市・辰馬資料館蔵)と、

 それと20以上も共通する竜体表現をもつ

 3000年前の

 殷の銅器「人面盉=人面注口器」(ワシントン・フーリヤ美術館蔵)以下、

 漲水岳から倭迹迹日百襲姫の小蛇(オロチ)・蛇の婿入り物語など

 数々の三輪山型伝説。

 豊玉姫・御諸山の大蛇(オロチ)・竜宮・安珍清姫などに

 見事に連なって残っているのである。

 従来中国の文化だとされてきた四神の「玄武」は、

 私たちには黒と高(たけ)を意味し、

 高句麗(タカクロ)という国名と全く同じだとわかっている。

 そのトーテムは亀と蛇。

 その亀がなぜ象徴だったかもよくわかったが、

 ここまでくると不明だった蛇も何だったか、

 ご理解戴けたと思う。

 京都の祇園(ぎおん)、

 飛騨(ひだ)の高山などの曳(ひ)き山(やま)祭(まつ)り、

 山車(ダシ)・壇尻(ダンジリ)を使う

 全国的な「ヤマ祭礼」は、

 すべて、現在も

 インドや東南アジアなどで見るシンドゥ祭礼と全く同じで、

 大隅の

 「大人弥五郎どん祭り」を最古に全国に広まったものだが、

 大隅町の囃子言葉は「ダンジイ討った」で、

 ダンジイは大人の訛りだとわかる。

 南九州語は大人をウドと発音するからすぐ近くの

 宮崎県日南市の旧官幣大社鵜戸(うど)神宮と同音だ。

 大人はダイジンとも読むので大神でもある。

 この神宮は海岸にあって本当の神殿は岩窟である。

 デルプォイ神殿もまた岩窟で有名な遺跡を残しているから、

 鵜戸神宮は元は大神宮だったものが、

 大神→大人→鵜戸と当て字が変わったとみると、

 大神宮=ウジンミヤ=オリンピヤだ。

 壇尻(ダンジリ)や山車を使っているからシンドゥだと単純にはいえない。

 言語復元によらない原始的な比較文化は、

 学術の中には入らないのだ。

 「弥五郎どん祭

 「ドウセラの祭・インド

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