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《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
阿曇・安曇(68)妻万村(つまむら)
課題:龍の登場しない龍宮伝説の真相
―海洋安曇族の主祭神「海童(わたつみ)」の故郷―
出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦
出典:平凡社:歴史地名大系
:293頁
妻万村(つまむら)
(現) 西都市妻町一~三丁目・妻・小野崎町一~二丁目・小野崎町・
下妻町・
旭一~二丁目・上一~二丁目・中妻一~二丁目・御舟町一~二丁目・
聖陵町一~二丁目・桜川一~二丁目・水流崎町・中央町一~二丁目・
白馬町・有吉一~三丁目など
調殿村の南西に位置し、西部を米良街道が通る。
「さいまん」とも読み、妻とも書いた。
地内には式内社都萬神社があり、
村の中央部には同社門前として発達した町場(妻万町)が
形成されていた。
集落はこの町場を中心に広がり、
周辺の調殿村や三宅村・右松村のうちに若干の飛地があった
(日向地誌)。
古くは妹田里ともいったようで、
寛治元年(1087)の年紀をもつ田元妻万宮縁起
(県立図書館蒐集複写資料)には
「開那姫命乃宮居都寓神社妹田里、妻村奈利」とみえる。
また乾元二年(1303)の年紀をもつ
妻万宮縁起(郡司信介家文書)などでは、
妹田里を「井門田里」と記す。
ただし、これらの縁起の年紀には問題が残る。
弘治二年(1556)六月吉日の土田帳写(予章館文書)では、
妻万領として「妻万三十町」とみえ、
釈迦堂田・祭田・朝拝田・正月三日田・正月十三日田・二月田・
二月七日田・
五月田・八月田、九月九日田・十月田・霜月田・御戒田・経講田・
仏供田・伊勢田・
釈迦修正田・歳神田などがあったことが記されている。
天正五年(1577)の島津氏の日向攻略以降に作成されたとみられる
鹿屋周防介宛の某坪付写(鹿屋文書)には、
都於郡のうちとして「妻万上下流鏑馬田」五反などがみえる。
天正一六年八月四日の日向国知行方目録に「参拾町妻万」とみえ、
島津豊久領。
慶長五年(1600) 徳川氏代官預となるが、同八年佐土原藩領となり、
以後同藩領で幕末に至った(西藩野史)。
日向国覚書では高三一二石余、「セイマン」と読みが振られている。
天保郷帳では高三一三石余。
文久二年(1862)の検地名寄帳(都菖神社文書)では妻万名とあり、
地内には上妻門・中妻門・下妻門などの門があり、
庄屋・小触・口才・筆者などの村役人がいた。
総門人数は四七、馬九、物産は堵・柿・椿・柚子・梅・茶・桑
などであった。
当村は周囲を幕府領に囲まれた佐土原藩の飛地であったが、
妻万町は幕府領や米良領を経済圏とする内陸部の中心地として栄え、
佐土原藩三町の一に数えられていた。
町には町別当・町年寄・小触などの町役人がおり、
藩は幕府への配慮から幕府領農民との騒動を恐れ、
御料所に対し無礼なことがあってはならないこと、
若輩者への躾を厳重にすることなどを達している
(佐土原藩島津家日記)。
文政期(1818~30)になると他領商人の出入りも活発になり、
藩は領内の小売商の嘆願を入れ、他領からの行商を禁止した。
しかし逆に交易は日常のことなので非常に困っていると
妻万町から訴えられ、
禁止令を撤回している(同日記)。
「日向地誌」には妻村とあり、戸数一四九(うち妻町七五)・
人数五五四、馬六二、池一。
田の質は上の下、畑の質は上の中で、半分は農家、半分は商家
(ほとんどが妻町と思われる)。
農業の合間に工を行う戸数八、医家二、牛墨馬売買を行う
戸数一であった。
おもな物産として酒・豆腐・蒟蒻・蕎麦麺などがあった。
曹洞宗麟祥院は明治四年(1871)にいったん廃寺となったが
(日向地誌)、のちに再興された。
江戸時代には都於郡町大安寺末で、本尊は釈迦如来、
ほかに十一面観音像、
地蔵踏地下像などを安置する。
同寺は宝物としてもと都萬神社の神宮寺の所蔵であった
大般若波羅蜜多経写本六○○巻(一○余巻を欠く)を所持し、
境内に約一千年を経たと思われろイチョウの巨木がある。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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