2014年6月29日日曜日

阿曇・安曇(50)『古事記』邇邇芸命:猿田毘古神


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 《参考:年表・資料》 

 阿曇・安曇(50)『古事記』邇邇芸命:猿田毘古神

 課題:阿曇族と天孫降臨伝承
    ―海神の宮の物語が隠している日本の創世―

 出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦

 出典:「日本古典文学大系」:126~127頁
     発行:岩波書店

 爾日子番能邇邇芸命、

 将天降之時、

 居天之八街而、

 上光高天原、

 下光葦原中国之神、於是有。

 故爾天照大御神、

 高木神之命以、

 詔天宇受讀神、

 汝者雖有手弱女人、

 與伊牟迦布神、

 【自伊至布以音。】

 琴面勝神。

 故、専汝住将問者、

 吾御子為天降之道、

 誰如此而居。

 故、問賜之時、答白、

 僕者国神、

 名猨田毘古神也。

 所以出居者、

 聞天神御子天降坐故、

 仕奉御前而、

 参向之侍。


 爾に日子番能邇邇芸の命、

 天降りまさむとする時に、

 天(あめ)の八街(やちまた)に居(ゐ)て、

 上(かみ)は高天の原を光(てら)し、

 下(しも)は葦原の中つ国を光(てら)す神、ここにあり。

 故爾に天照大御神、

 高木の神の命以ちて、

 天の宇受讀め神に、詔りたまひしく、

 「汝(いまし)は手弱女人(たわやめ)にはあれども、

  伊牟迦布(いむかふ)神、

  【伊より布までは音を以ゐよ】

  と琴面勝(おもか)つ神なり。

  故、専(もは)ら汝住きて問はむは、
 
  『吾が御子の天降(あも)り為(す)る道を、

   誰ぞ如此(かく)て居る。』ととへ。」

  故、問ひ賜ふ時に、答へ白ししく、

 「僕(あ)は国つ神、名は猨田毘古(さるたひこ)の神ぞ。

  出で居る所以(ゆえ)は、

  天つ神の御子天降り坐すと聞きつる故に、

  御前(みさき)に仕(つか)へ奉(まつ)らむとして、

  参向(まゐむか)へ侍(さもら)ふぞ」。

  とまをしき。

 《参考》


 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 

  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部


 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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