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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
セブンネット
出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦
≪アズミ族の正体≫高床式神殿の祭神:水神
アルパチヤの碗形土器には
二人の人間の身長よりも大きい壺が描かれている。
壺はアッカドのマルドゥク王の場合のように
王の象徴でもあった。
ハラフ期・ウバイド期の神殿に残された壺の中からは
穀物、動物の骨、魚の骨などが発見されていて、
神殿への奉納のための容器として使われたことを示している。
しかし、牛頭・マルタ十字紋と並列された壺には
単なる貯蔵用容器を表すだけでない
神への期待が込められている。
「水の恵み」を祈願しているものとみられるのである。
シュメル語の畑を表す aša は「真ん中に水がある」字義で、
農耕のために水がいかに貴重視されていたかが解る。
「ア a 」が水、
「シャ sa 」が中央を表す。
高床式神殿の「高み」にある聖所は
suku ないし sug と称したことは紹介済みだが、
この用語の絵文字は「○の中に横∬」で、
容器の中に水があることを表している。
楔形文字になると、
刻文は一つでも「池・堤」を表し、amber と読まれた。
また、天空 zikum を表す楔形文字は engur とも読まれ
「深海」ないし「深水」の意味で、大量の水を想像させる。
河川は「 id イドゥ」であるが、
その楔形文字は水とengur/zikumとの合成語である。
エリドゥの神殿の呼称は e engur で「水の神殿」の意である。
Engur の楔形文字を分析すると、
容器( gur )が星型米( an )を囲んでいる。
つまりengur は an-gur であり、「天にある容器」と解釈でき、
雨を降らせるために水を貯える天の壺と考えられる。
壺は dug ないし duk と呼ばれた。
この楔形文字はまた buk とも読まれ、動詞形になり、
「所蔵する」の意味になる。
さらにこの語は「耕作する」にも使われ、
神殿の壺が穀物の豊饒を祈っていることも理解される。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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