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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
セブンネット
出典:歴史学講座「創世」
歴史研究家「小嶋 秋彦」:2015/12/02
≪行方不明になっているモーセの「十戒石」はどこに?≫
「第一の十戒石」
シナイ山における「神の手による十戒石」
31:18
主はシナイ山でモーセと語り終えられたとき、
二枚の掟の板、すなわち、
神の指で記された石の板をモーセにお授けになった。
第32章
『金の子牛』
32:1 モーセが山からなかなか下りて来ないのを見て、
民がアロンのもとに集まって来て、
「さあ、我々に先立って進む神々を造ってください。
エジプトの国から我々を導き上った人、
あのモーセがどうなってしまったのか
分からないからです」と言うと、
32:2
アロンは彼らに言った。
「あなたたちの妻、息子、娘らが着けている
金の耳輪をはずし、
わたしのところに持って来なさい。」
32:3
民は全員、着けていた金の耳輪をはずし、
アロンのところに持って来た。
32:4
彼はそれを受け取ると、のみで型を作り、
若い雄牛の鋳像を造った。
すると彼らは、
「イスラエルよ、
これこそあなたをエジプトの国から
導き上ったあなたの神々だ」と言った。
32:5
アロンはこれを見て、その前に祭壇を築き、
「明日、主の祭りを行う」と宣言した。
32:6
彼らは次の朝早く起き、焼き尽くす献げ物をささげ、
和解の献げ物を供えた。
民は座って飲み食いし、立っては戯れた。
32:7
主はモーセに仰せになった。
「直ちに下山せよ。
あなたがエジプトの国から導き上った民は堕落し、
32:8
早くもわたしが命じた道からそれて、
若い雄牛の鋳像を造り、それにひれ伏し、
いけにえをささげて、
『イスラエルよ、これこそあなたを
エジプトの国から導き上った神々だ』
と叫んでいる。」
32:9
主は更に、モーセに言われた。
「わたしはこの民を見てきたが、
実にかたくなな民である。
32:10
今は、わたしを引き止めるな。
わたしの怒りは彼らに対して燃え上がっている。
わたしは彼らを滅ぼし尽くし、
あなたを大いなる民とする。」
32:11
モーセは主なる神をなだめて言った。
「主よ、どうして御自分の民に向かって
怒りを燃やされるのですか。
あなたが大いなる御力と強い御手をもって
エジプトの国から導き出された
民ではありませんか。
32:12
どうしてエジプト人に、
『あの神は、悪意をもって彼らを山で殺し、
地上から滅ぼし尽くすために導き出した』
と言わせてよいでしょうか。
どうか、燃える怒りをやめ、
御自分の民にくだす災いを思い直してください。
32:13
どうか、あなたの僕である
アブラハム、イサク、イスラエルを
思い起こしてください。
あなたは彼らに自ら誓って、
『わたしはあなたたちの子孫を
天の星のように増やし、
わたしが与えると約束したこの土地を
ことごとくあなたたちの子孫に授け、
永久にそれを継がせる』
と言われたではありませんか。」
32:14
主は御自身の民にくだす、
と告げられた災いを思い直された。
32:15
モーセが身を翻して山を下るとき、
二枚の掟の板が彼の手にあり、
板には文字が書かれていた。
その両面に、表にも裏にも文字が書かれていた。
32:16
その板は神御自身が作られ、
筆跡も神御自身のものであり、
板に彫り刻まれていた。
32:17
ヨシュアが民のどよめく声を聞いて、
モーセに、「宿営で戦いの声がします」と言うと、
32:18 モーセは言った。
「これは勝利の叫び声でも/敗戦の叫び声でもない。
わたしが聞くのは歌をうたう声だ。」
32:19
宿営に近づくと、彼は若い雄牛の像と踊りを見た。
モーセは激しく怒って、手に持っていた板を
投げつけ、山のふもとで砕いた。
32:20
そして、彼らが造った若い雄牛の像を
取って火で焼き、それを粉々に砕いて
水の上にまき散らし、イスラエルの人々に飲ませた。
32:21
モーセはアロンに、
「この民があなたに一体何をしたというので、
あなたはこの民にこんな大きな罪を犯させたのか」
と言うと、
32:22
アロンは言った。
「わたしの主よ、どうか怒らないでください。
この民が悪いことはあなたもご存じです。
32:23
彼らはわたしに、
『我々に先立って進む神々を造ってください。
我々をエジプトの国から導き上った人、
あのモーセがどうなってしまったのか
分からないからです』と言いましたので、
32:24
わたしが彼らに、
『だれでも金を持っている者は、
それをはずしなさい』と言うと、
彼らはわたしに差し出しました。
わたしがそれを火に投げ入れると、
この若い雄牛ができたのです。」
32:25
モーセはこの民が勝手なふるまいをしたこと、
アロンが彼らに勝手なふるまいをさせて、
敵対する者の嘲りの種となったことを見ると、
32:26
宿営の入り口に立ち、
「だれでも主につく者は、わたしのもとに集まれ」
と言った。
レビの子らが全員彼のもとに集まると、
32:27
彼らに、
「イスラエルの神、主がこう言われる。
『おのおの、剣を帯び、
宿営を入り口から入り口まで行き巡って、
おのおの自分の兄弟、友、隣人を殺せ』」
と命じた。
32:28
レビの子らは、モーセの命じたとおりに行った。
その日、
民のうちで倒れた者はおよそ三千人であった。
32:29 モーセは言った。
「おのおの自分の子や兄弟に逆らったから、
今日、あなたたちは主の祭司職に任命された。
あなたたちは今日、祝福を受ける。」
32:30
翌日になって、モーセは民に言った。
「お前たちは大きな罪を犯した。
今、わたしは主のもとに上って行く。
あるいは、お前たちの罪のために
贖いができるかもしれない。」
32:31
モーセは主のもとに戻って言った。
「ああ、この民は大きな罪を犯し、
金の神を造りました。
32:32
今、もしもあなたが彼らの罪を
お赦しくださるのであれば……。
もし、それがかなわなければ、
どうかこのわたしを
あなたが書き記された書の中から
消し去ってください。」
32:33
主はモーセに言われた。
「わたしに罪を犯した者はだれでも、
わたしの書から消し去る。
32:34
しかし今、
わたしがあなたに告げた所に
この民を導いて行きなさい。
見よ、わたしの使いがあなたに先立って行く。
しかし、わたしの裁きの日に、
わたしは彼らをその罪のゆえに罰する。」
32:35
主は民がアロンに若い雄牛を造らせたので、
民を打たれたのである。
第33章
『民の嘆き』
33:1
主はモーセに仰せになった。
「さあ、あなたも、あなたが
エジプトの国から導き上った民も、
ここをたって、
わたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓って、
『あなたの子孫にそれを与える』
と言った土地に上りなさい。
33:2
わたしは、使いをあなたに先立って遣わし、
カナン人、アモリ人、ヘト人、ペリジ人、
ヒビ人、エブス人を追い出す。
33:3
あなたは乳と蜜の流れる土地に上りなさい。
しかし、わたしはあなたの間にあって
上ることはしない。
途中であなたを滅ぼしてしまうことが
ないためである。
あなたはかたくなな民である。」
33:4
民はこの悪い知らせを聞いて嘆き悲しみ、
一人も飾りを身に着けなかった。
33:5 主がモーセに、
「イスラエルの人々に告げなさい。
『あなたたちはかたくなな民である。
わたしがひとときでも、
あなたの間にあって上るならば、
あなたを滅ぼしてしまうかもしれない。
直ちに、身に着けている飾りを取り去りなさい。
そうすれば、わたしはあなたを
どのようにするか考えよう』」
と言われたので、
33:6
イスラエルの人々は、ホレブ山をたって後、
飾りをはずした。
『臨在の幕屋』
33:7
モーセは一つの天幕を取って、宿営の外の、
宿営から遠く離れた所に張り、
それを臨在の幕屋と名付けた。
主に伺いを立てる者はだれでも、
宿営の外にある臨在の幕屋に行くのであった。
33:8
モーセが幕屋に出て行くときには、
民は全員起立し、自分の天幕の入り口に立って、
モーセが幕屋に入ってしまうまで見送った。
33:9
モーセが幕屋に入ると、
雲の柱が降りて来て幕屋の入り口に立ち、
主はモーセと語られた。
33:10
雲の柱が幕屋の入り口に立つのを見ると、
民は全員起立し、
おのおの自分の天幕の入り口で礼拝した。
33:11
主は人がその友と語るように、
顔と顔を合わせてモーセに語られた。
モーセは宿営に戻ったが、彼の従者である若者、
ヌンの子ヨシュアは幕屋から離れなかった。
民と共に行かれる主
33:12
モーセは主に言った。
「あなたはわたしに、
『この民を率いて上れ』と言われました。
しかし、わたしと共に遣わされる者を
お示しになりません。
あなたは、また、
『わたしはあなたを名指しで選んだ。
わたしはあなたに好意を示す』と言われました。
33:13
お願いです。
もしあなたがわたしに御好意を
示してくださるのでしたら、どうか今、
あなたの道をお示しください。
そうすれば、わたしはどのようにして、
あなたがわたしに御好意を示してくださるか
知りうるでしょう。
どうか、この国民があなたの民で
あることも目にお留めください。」
33:14
主が、
「わたしが自ら同行し、あなたに安息を与えよう」
と言われると、
33:15
モーセは主に言った。
「もし、
あなた御自身が行ってくださらないのなら、
わたしたちをここから上らせないでください。
33:16
一体何によって、わたしとあなたの民に
御好意を示してくださることが
分かるでしょうか。
あなたがわたしたちと共に
行ってくださることによってではありませんか。
そうすれば、わたしとあなたの民は、
地上のすべての民と異なる
特別なものとなるでしょう。」
33:17
主はモーセに言われた。
「わたしは、あなたのこの願いもかなえよう。
わたしはあなたに好意を示し、
あなたを名指しで選んだからである。」
『主の栄光(1)』
33:18 モーセが、
「どうか、あなたの栄光をお示しください」
と言うと、
33:19
主は言われた。
「わたしはあなたの前にすべての
わたしの善い賜物を通らせ、
あなたの前に主という名を宣言する。
わたしは恵もうとする者を恵み、
憐れもうとする者を憐れむ。」
33:20 また言われた。
「あなたはわたしの顔を見ることはできない。
人はわたしを見て、
なお生きていることはできないからである。」
33:21
更に、主は言われた。
「見よ、一つの場所がわたしの傍らにある。
あなたはその岩のそばに立ちなさい。
33:22
わが栄光が通り過ぎるとき、
わたしはあなたをその岩の裂け目に入れ、
わたしが通り過ぎるまで、
わたしの手であなたを覆う。
33:23
わたしが手を離すとき、
あなたはわたしの後ろを見るが、
わたしの顔は見えない。」
34:4
モーセは前と同じ石の板を二枚切り、
朝早く起きて、
主が命じられたとおりシナイ山に登った。
手には二枚の石の板を携えていた。
34:5
主は雲のうちにあって降り、
モーセと共にそこに立ち、主の御名を宣言された。
34:6
主は彼の前を通り過ぎて宣言された。
「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、
慈しみとまことに満ち、
34:22
あなたは、小麦の収穫の初穂の時に、
七週祭を祝いなさい。
年の終わりに、取り入れの祭りを祝いなさい。
34:23
年に三度、男子はすべて、主なるイスラエルの神、
主の御前に出ねばならない。
34:24
わたしはあなたの前から国々の民を追い出し、
あなたの国境を広くするが、あなたが年に三度、
あなたの神、主の御前に出るために上るとき、
だれもあなたの土地を侵すことはないであろう。
34:25
あなたは、わたしにささげるいけにえの血を、
酵母を入れたパンと共にささげてはならない。
過越祭のいけにえは
翌朝まで残しておいてはならない。
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