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『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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出典:歴史学講座「創世」
歴史研究家「小嶋 秋彦」:2015/12/02
≪行方不明になっているモーセの「十戒石」はどこに?≫
「第二の十戒石」
シナイ山においてモーセが刻んだ十戒石
第34章
『戒めの再授与』
34:1 主はモーセに言われた。
「前と同じ石の板を二枚切りなさい。
わたしは、あなたが砕いた、
前の板に書かれていた言葉を、
その板に記そう。
34:2
明日の朝までにそれを用意し、
朝、シナイ山に登り、
山の頂でわたしの前に立ちなさい。
34:3
だれもあなたと一緒に登ってはならない。
山のどこにも人の姿があってはならず、
山のふもとで羊や牛の放牧もしてはならない。」
34:4
モーセは前と同じ石の板を二枚切り、
朝早く起きて、
主が命じられたとおりシナイ山に登った。
手には二枚の石の板を携えていた。
34:5
主は雲のうちにあって降り、
モーセと共にそこに立ち、主の御名を宣言された。
34:6
主は彼の前を通り過ぎて宣言された。
「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、
慈しみとまことに満ち、
34:7
幾千代にも及ぶ慈しみを守り、
罪と背きと過ちを赦す。
しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、
父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者。」
34:8
モーセは急いで地にひざまずき、
ひれ伏して、
34:9
言った。
「主よ、もし御好意を示してくださいますならば、
主よ、わたしたちの中にあって進んでください。
確かにかたくなな民ですが、
わたしたちの罪と過ちを赦し、
わたしたちをあなたの嗣業として
受け入れてください。」
34:10
主は言われた。
「見よ、わたしは契約を結ぶ。
わたしはあなたの民すべての前で
驚くべき業を行う。
それは全地のいかなる民にも
いまだかつてなされたことのない業である。
あなたと共にいるこの民は皆、
主の業を見るであろう。
わたしがあなたと共にあって行うことは
恐るべきものである。
34:11
わたしが、今日命じることを守りなさい。
見よ、わたしはあなたの前から、
アモリ人、カナン人、ヘト人、ペリジ人、
ヒビ人、エブス人を追い出す。
34:12
よく注意して、あなたがこれから入って
行く土地の住民と契約を結ばないようにしなさい。
それがあなたの間で罠とならないためである。
34:13
あなたたちは、彼らの祭壇を引き倒し、
石柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒しなさい。
34:14
あなたはほかの神を拝んではならない。
主はその名を熱情といい、熱情の神である。
34:15
その土地の住民と契約を結ばないようにしなさい。
彼らがその神々を求めて姦淫を行い、
その神々にいけにえをささげるとき、
あなたを招き、
あなたはそのいけにえを食べるようになる。
34:16
あなたが彼らの娘を自分の息子にめとると、
彼女たちがその神々と姦淫を行い、
あなたの息子たちを誘って
その神々と姦淫を行わせるようになる。
34:17
あなたは鋳像の神々を造ってはならない。
34:18
あなたは除酵祭を守りなさい。
七日の間、アビブの月の定めの日に、
わたしが命じた酵母を入れないパンを食べなさい。
アビブの月に、
あなたはエジプトを出たからである。
34:19
初めに胎を開くものはすべて、
わたしのものである。
あなたの家畜である牛や羊の初子が
雄であるならば、すべて別にしなければならない。
34:20
ただし、ろばの初子の場合は、
小羊をもって贖わねばならない。
もし贖わない場合は、その首を折りなさい。
あなたの初子のうち、
男の子はすべて贖わねばならない。
何も持たずに、わたしの前に出てはならない。
34:21
あなたは六日の間働き、
七日目には仕事をやめねばならない。
耕作の時にも、収穫の時にも、
仕事をやめねばならない。
34:22
あなたは、小麦の収穫の初穂の時に、
七週祭を祝いなさい。
年の終わりに、取り入れの祭りを祝いなさい。
34:23
年に三度、男子はすべて、主なるイスラエルの神、
主の御前に出ねばならない。
34:24
わたしはあなたの前から国々の民を追い出し、
あなたの国境を広くするが、あなたが年に三度、
あなたの神、主の御前に出るために上るとき、
だれもあなたの土地を侵すことはないであろう。
34:25
あなたは、わたしにささげるいけにえの血を、
酵母を入れたパンと共にささげてはならない。
過越祭のいけにえは
翌朝まで残しておいてはならない。
34:26
あなたは、土地の最上の初物をあなたの神、
主の宮に携えて来なければならない。
あなたは子山羊をその母の乳で煮てはならない。」
34:27
主はモーセに言われた。
「これらの言葉を書き記しなさい。
わたしは、これらの言葉に基づいてあなたと、
またイスラエルと契約を結ぶ。」
34:28
モーセは主と共に四十日四十夜、
そこにとどまった。
彼はパンも食べず、水も飲まなかった。
そして、
十の戒めからなる契約の言葉を板に書き記した。
『モーセの顔の光』
34:29
モーセがシナイ山を下ったとき、
その手には二枚の掟の板があった。
モーセは、山から下ったとき、
自分が神と語っている間に、
自分の顔の肌が光を放っているのを知らなかった。
34:30
アロンとイスラエルの人々がすべてモーセを見ると、
なんと、彼の顔の肌は光を放っていた。
彼らは恐れて近づけなかったが、
34:31
モーセが呼びかけると、
アロンと共同体の代表者は
全員彼のもとに戻って来たので、
モーセは彼らに語った。
34:32
その後、イスラエルの人々が皆、近づいて来たので、
彼はシナイ山で主が彼に語られたことを
ことごとく彼らに命じた。
34:33
モーセはそれを語り終わったとき、
自分の顔に覆いを掛けた。
34:34
モーセは、
主の御前に行って主と語るときはいつでも、
出て来るまで覆いをはずしていた。
彼は出て来ると、
命じられたことをイスラエルの人々に語った。
34:35
イスラエルの人々がモーセの顔を見ると、
モーセの顔の肌は光を放っていた。
モーセは、
再び御前に行って主と語るまで顔に覆いを掛けた。
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