2016年1月26日火曜日

「十戒石」:ラカディーブ諸島(Laccadive/Lacashadweep:Muziris)

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 《考古学&古代史の諸問題》
 《参考:年表・資料》
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 『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
 セブンネット

 出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦

 ≪「十戒石」:ラカディーブ諸島(Laccadive/Lacashadweep:Muziris)≫


 「十戒石」:ラカディーブ諸島(Laccadive/Lacashadweep:Muziris)

 
 Laccadive Sea ラカディーブ海 

 Laccadive Is. ラカディーブ諸島

        (別表記)Lacashadweep

 ※インド亜大陸南端西海岸方面。

  アラビア海中。

  マラバル海岸(Malabar Coast)に対する海域の

  島々及びその間峡の海。

 Lacca/Lak

  (Heb.),לֻכהַ,LVKh,lukha 板、(石や金属の)板

  (Heb.),לֻכהָת־הַבֶרית,LVKhVT-hbRYT,lukhot-haberyt

   契約(証し)の板〔出エジプト記第32章15〕

  dive(Sk.)神を表わす表記、あるいは

  (Heb.),דִֻוִיר,DBYR,duiviyr 

     至聖所〔十戒石を納めた神聖な奥所〕

 Amindivi Is. アミンディビ諸島

  ※ラカディーブ諸島の北部に位置する島々

 Amin (Heb.),ַמַנַה,AMNH,amanah 契約、条約、協定

 Androth I. アンドロート島

  (Heb.),ַנֶדַרִתָה,ANDRTH,anedaritoh 記念碑、彫像

  ※これらの地称は「モーセの十戒石」を表わす用語

   西方から船によって運ばれてきた

   「十戒石」は危険な大陸の海岸を避け、

   小さな島に一時碇泊した。

 Kerala州 インド亜大陸内。マラバル海岸を含む州名

  ※この地域はユダヤ人〔約20万人〕が多い。

 Kerala

  (Heb.),כֶלַל,KLL,kelal 掟、原則、規範、社会、州名

 ※一時このラカディーブ諸島に停泊した

  モーセの十戒石を載せた船は

  東方へと航海して行った

 ※十戒石板の移動:ヘブライ人のユダ族

  エルサレム→

  エチオピア(ジブチDIIBOUTE)→

  インドヶララ州(ラカディーブ諸島)→

  ビルマ(ミャンマー)の島→マレー半島→

  シンガポール→シンガポール→

  マラッカ海峡(ユダの王様が居住した所)→

  フィリッピン(タガロク)→

  日本(月氏=月、伊都) 

  2世紀の終わり 大隅国曾於郡肝付、志布志

 ※(Heb.),בַתַ,BT,bata 石

  イスラムが入る前

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

2016年1月25日月曜日

 ≪行方不明になっているモーセの「十戒石」はどこに?:エチオピア≫

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 ≪行方不明になっているモーセの「十戒石」はどこに?:エチオピア≫

 (Grk.)Aιθοπιά

  Aιθιοψ:Aιθοπιάの、

  Aιθιοπικος:Aιθοπιάの

 『旧約聖書』(ギリシャ語版)

   ※BIBOLOS(Grk.) 

   Paples:パピルス以前は羊皮紙、銅板に書かれた

  ヘロドトスの「歴史:HISTORIAE」(5世紀)
 
  "日に焼けた人々" と理解されている。

  Αιθος 火、炎、熱

  αιθύς 燃えた、赤褐色の

  αιθ-υψ 火のように輝く、火のように激しい

  αιθαλύεις 煙った、黒こげの、焼く

  αιθαλος 煙、煤

 (Lat.)Aethiopia,Aetyiops:Aethiopia人、黒い人

  ※バビロン捕囚<ユダ王国の滅亡紀元前598年>

   紀元前597年 

      (Heb.),פַלִית,PIYT,paliyt ◎逃れた者、避難民

 (Heb.),ִֶד,,ied 、(Heb.),ִֶדַה,,iedah

     証人、目撃者、立会人

   ִֶדַה iedah 〇(世界各地の)ユダヤ人共同体

        〇集団・グループ 〇会衆、大衆
  
  y a  A

   υ ε ι  

   τ thi θι

   τ  ϋ   υ

   ה  ρ π(ψ) (ה:f:p) 

 ※Aιθοπιά の祖語はヘブライ語の דַהで、

  「ユダヤ人共同体」を表わす。

 〇「エチオピアの歴史」岡倉登志 明石書店 1999年

  アクムス王国

  エチオピアの歴史上存在した最初の王国、

  紀元前1世紀の後半に栄えていた記録

 「エリュトラー海見聞記」

  エジプト、ギリシャ、アラブ、インドとの

  交易もあった。

  輸出品:象牙、金、皮革、奴隷

  輸入品:銅、鉄、銀細工の宝石、ガラス製品、武器

  交易港:アドゥリス

  Aksum(現都市名、2300mの高地にある)

  アドゥリスから内陸へ300km、5日の行程

 宗教:ユダヤ教とキリスト教

 ユダヤ人がゴンダール Gonderを中心に住んでいたが、

 1975年(ハイレーセラシェ皇帝が追われた)の革命後

 イスラエルへ移住して行った。

 (Heb.),ַַרגַַֻזימ,ARGZYM,aarguaazym 箱

  (Heb.),ַַרגַֻז,ARGZ,aarguaz 「箱」の複数形

   Mitsiwa,Massawaa(都市名、海峡名) 

 (Heb.),מַתסֻוַה,MTsVH,matsuvah 

       石碑、記念碑(2枚の石板を表わす)

   Gonder(都市名、Aksumの南方、Tana湖の北に位置)
 
 (Heb.),גַֻנ־דַֻרמ,GN-DRVM,guan-duarm 南方の庭

   Aksumを北方の中心として、南方の中心都市(庭)

   の字義であろう。

 〇「失われた聖櫃」ルール・ウースター編

   グラハム・ハンコック他著 原書房 1996年

 ➀ エレファンティネ島 エジプト内 ナイル川上流

    ユダヤ教神殿

 ② エチオピア タナ湖 タナ・キルコス島

   島民の伝承 聖櫃が運ばれて来た(紀元前400年頃)
 
 ③ エチオピア アクスム 

    マリア・ツィオン教会 礼拝堂BOUTI
 
    ティムカットの祭り

    紀元前333年 AFAR/AHL 仮庵/幕屋

    ユダ Julfs DJ

 ※エジプト→エチオピア

  離散者=避難→紀元前ファラシャ族(黒人の散在)

  (Heb.),,PLYT, パリサイ(離れた者)

    月氏(甘粛省) 持羅 サ井(嫥)

 「エリュトゥラー海案内記」
 
  Axomites(Frisk写本).

   Axyūme(Koloe(Ptoyolem  Ⅳ.7.8)

  Koloe(Ptoyolem  Ⅳ.7.8、

          Bentにより今日のkohaitoに比定)

 ※ユダヤ→ユダに直す

  YDY ユダヤ人
 
  (ユダヤ教に改宗する)紀元後7世紀に改宗

  ユダヤ人(ハザール人)13番のユダ

  YA(ユ)DH(ダ)D 

   第二神殿 エルサレムに残ったユダ人

 ヤコブの子供:サミエル書 ユダ モーセ

  (ダビデ、ソロモン)

 ≪参考≫

 エルサレム神殿
 ソロモンの神殿
 エルサレムとソロモンの神殿
 エルサレムの神殿

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976

 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq)
 Tell Arpachiyah (Iraq)    
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
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レビ族のモーセとアロン:レビの子孫-大司祭の系譜

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 『湘南ベルマーレ』サンフレッチェ広島
《明星院・広島県(歴史&地名)他》
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 『広島・明星院』
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 《考古学&古代史の諸問題》
 《参考:年表・資料》
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 『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
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 出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦

 ≪レビ族のモーセとアロン:レビの子孫-大司祭の系譜≫

 『歴代誌』ウィキペディアによれば、

 (れきだいし, ヘブライ語: דברי הימים‎ Dibhrēy hayYāmīm 

  ディブレー・ハイ=ヤーミーム、

  英: Books of Chronicles)は

 旧約聖書におさめられたユダヤの歴史書。

 歴代誌という書名は

 聖書の日本語訳者によって様々に表記され、

 歴代志[1]、

 歴代史[2]、

 歴代の書[3]、

 歴代誌略[4]などとも表記される。

 2巻に分かれており、

 ダビデの死までが書かれた巻は

 上や第一、第一巻などと呼ばれ、

 バビロン捕囚までが書かれた巻は

 下や第二、第二巻などと呼ばれる。

 『サムエル記』『列王記』と内容が重複している。

 ユダヤ教では「預言書」でなく

 「諸書」の1つになっている。

 キリスト教では歴史書として

 『列王記』と同列に扱われ、

 その後におさめられている。

 『歴代誌』(ラテン語:Chronica)

 という題名はヒエロニムスが

 初めて使用したものである。

 ギリシア語聖書では『パレレイポメナ』

 (省略されたもの)というタイトルがついていて、

 『列王記』などの歴史書の補足という

 意味合いをもたされている。

 この書物の原作者は、

 伝統的にエズラであると伝えられている。

 文体や記述法が似通っているため、

 批評学的『エズラ記』『ネヘミヤ記』と

 同じ著者グループによって

 かかれたものではないかと考えられている。

 歴代誌上:目次  

 1章(アダムからアブラハムまでの系図|

    アブラハムの子孫|エドムの王)

 2章(イスラエルの子ら|ユダの子孫|カレブの子孫|

    エラフメエルの子孫|カレブのほかの子孫)

 3章(ダビデの子孫)

 4章(ユダの子孫 - もう一つのリスト)

 5章(ルベンの子孫|ガドの子孫|

    ヨルダン川東のマナセの子孫|

    レビの子孫-大祭司の系譜)

 6章(レビの一族|詠唱者|レビ族の居住地)

 7章(イサカルの子孫|ベニヤミンの子孫|

    ナフタリの子孫|マナセの子孫|

    エフライムの子孫|アシェルの子孫)

 8章(ベニヤミンの子孫 - もう一つのリスト)

 9章(補囚期の後、エルサレムに住んだ者)

 10章(サウルの死)

 11章(ダビデ王の登場~)

 12章(~ダビデ王の登場)

 13章(神の箱を迎えに行く)

 14章(ダビデ王の勢力増大)

 15章(神の箱を迎えに行く)

 16章(神の箱の前で儀式を始める)

 17章(ナタンの預言|ダビデ王の祈り)

 18章(ダビデの戦果|ダビデの重臣たち)

 19章(アンモン、アラムとの戦い~)

 20章(~アンモン、アラムとの戦い)

 21章(ダビデの人口調査~)

 22章(~ダビデの人口調査|神殿造営の準備)

 23章(レビ人の任務)

 24章(祭司の組織|その他のレビ人)

 25章(詠唱者)

 26章(門衛|他のレビ人の任務)

 27章(軍隊の組織|王室財産の管理)

 28章(ダビデによる神殿建築の宣言)

 29章(神殿建築のための寄贈|ダビデの祈り|

    ソロモン王の即位)


     アブラハム
       │
            ヤコブ
       │
             レビ
       │
            ケハト(コハテ)
       │
           アムラム(妻ヨケベド)
       │
       │
       ├モーセ(妻ツイポラ)
       │
       └アロン(妻エリセバ)
         出エジプト記6-23
   

      モーセ(妻ツイポラ)
       │
       ├エリエゼル Eliezer
       │
       └ゲルショム Gershom

     エリエゼル Eliezer
       │
     レハビヤ(レハビヤフ) Rehabiah
       │
      イシア(イシャワ) Isshiah


ガドの子孫

 5:11 

  ガドの子孫は、

  ルベンの子孫に向かい合って

  バシャンの地に住んで、サルカにまで及んだ。

 5:12 
 
  その頭ヨエル、次のシャファム、

  更にヤナイとシャファトがバシャンにいた。

 5:13 

  その家系に属する兄弟はミカエル、メシュラム、

  シェバ、ヨライ、ヤカン、ジア、エベルの

  七人である。

 5:14 

  これらはアビハイルの子孫である。

  このアビハイルの父はフリ、祖父はヤロア、

  更にギレアド、ミカエル、エシシャイ、

  ヤフド、ブズとさかのぼる。

 5:15 

  グニの孫でアブディエルの子であるアヒ、

  彼がその家系の長であった。

 5:16 

  彼らはギレアド、バシャン、その周辺の村落、

  更にシャロンの牧草地全域の隅々にまで住んでいた。

 5:17 

  彼らは皆、

  ユダの王ヨタムとイスラエルの王

  ヤロブアムの時代に登録された。

 5:18 

  ルベンとガドの子孫およびマナセの半部族は、

  盾と剣を取る者、弓を引く者、

  戦いに熟練した兵士から成る

  四万四千七百六十人の戦闘員を持っていた。

 5:19 

  彼らはハガル人、エトル、ナフィシュ、

  ノダブの諸族と戦った。

 5:20 

  彼らは戦いに際して神に助けを求め、

  その信頼のゆえに祈りは聞き入れられて

  敵に打ち勝つ助けを得、

  ハガル人とそのすべての援軍が

  彼らの手に渡された。

 5:21 

  奪った家畜は、らくだ五万頭、羊二十五万匹、

  ろば二千頭、人は十万人に及び、

 5:22 

  多くの敵に傷を負わせ、倒した。

  彼らが神によって戦ったからである。

  彼らは捕囚として連れ去られるまで、

  ハガル人に代わってその地に住んだ。

  ヨルダン川東のマナセの子孫

 5:23 

  マナセの半部族に属する者は、

  バシャンからバアル・ヘルモン、セニル、

  ヘルモン山に至る地に住んだ。

  その数は多かった。

 5:24 

  その家系の長は次のとおりである。

  エフェル、イシュイ、エリエル、アズリエル、

  イルメヤ、ホダウヤ、ヤフディエル。

  彼らは名高い勇士で、その家系の長であった。

 5:25 

  しかし、彼らは先祖の神に背き、

  神が昔滅ぼされたその地の民の神々を

  慕って姦淫した。

 5:26 

  イスラエルの神は、アッシリアの王プル、

  すなわちティグラト・ピレセルの心を

  動かされたので、

  彼はルベンの部族、ガドの部族、

  マナセの半部族を捕囚として連れ去り、

  ヘラ、ハボル、ハラ、ゴザン川に

  彼らを引いて行った。

  彼らは今日もなおそこにいる。

 レビの子孫――大祭司の系譜

 5:27 

  レビの子はゲルション、ケハト、メラリ。

 5:28 ケハトの子はアムラム、イツハル、

  ヘブロン、ウジエル。

 5:29 

  アムラムの子はアロン、モーセ、ミリアム。

  アロンの子はナダブ、アビフ、エルアザル、

  イタマル。

 5:30 

  エルアザルにはピネハスが生まれ、

  ピネハスにはアビシュアが生まれ、

 5:31 

  アビシュアにはブキが生まれ、

  ブキにはウジが生まれ、

 5:32 

  ウジにはゼラフヤが生まれ、

  ゼラフヤにはメラヨトが生まれ、

 5:33 

  メラヨトにはアマルヤが生まれ、

  アマルヤにはアヒトブが生まれ、

 5:34 

  アヒトブにはツァドクが生まれ、

  ツァドクにはアヒマアツが生まれ、

 5:35 
 
  アヒマアツにはアザルヤが生まれ、

  アザルヤにはヨハナンが生まれ、

 5:36 

  ヨハナンにはアザルヤが生まれた。
 
  ソロモンがエルサレムに建てた神殿で

  祭司として仕えたのは、このアザルヤである。

 5:37 

  アザルヤにはアマルヤが生まれ、

  アマルヤにはアヒトブが生まれ、

 5:38 

  アヒトブにはツァドクが生まれ、

  ツァドクにはシャルムが生まれ、

 5:39 

  シャルムにはヒルキヤが生まれ、

  ヒルキヤにはアザルヤが生まれ、

 5:40 

  アザルヤにはセラヤが生まれ、

  セラヤにはヨツァダクが生まれた。

 5:41 

  主がネブカドネツァルの手によって

  ユダとエルサレムの人々を

  捕囚として連れ去らせたとき、

  このヨツァダクも引いて行かれた。

 第6章

 レビの一族

 6:1 

  レビの子は、ゲルション、ケハト、メラリ。

 6:2 

  ゲルションの子らの名は次のとおりである。

  リブニ、シムイ。

 6:3 

  ケハトの子は、アムラム、イツハル、ヘブロン、

  ウジエル。

 6:4 

  メラリの子は、マフリ、ムシ。

  レビの氏族をそれぞれの父祖に従って記すと
 
  次のようになる。

 6:5 

  ゲルションの子孫は、息子がリブニ、
 
  孫がヤハト、更にジンマ、

 6:6 
 
  ヨア、イド、ゼラ、エオトライと続く。

 6:7 

  ケハトの子孫は、息子がアミナダブ、孫がコラ、

  更にアシル、

 6:8 

  エルカナ、エブヤサフ、アシル、

 6:9 

  タハト、ウリエル、ウジヤ、シャウルと続く。

 6:10 

  エルカナの子は、アマサイ、アヒモト、

 6:11 

  エルカナ。エルカナの子孫は、

  息子がツォファイ、孫がナハト、

 6:12 
  
  更にエリアブ、エロハム、エルカナと続く。

 6:13 

  サムエルの子は、長男ヨエル、次男アビヤ。


 6:14 

  メラリの子孫は、マフリ、その息子がリブニ、

  孫がシムイ、更にウザ、

 6:15 

  シムア、ハギヤ、アサヤと続く。

 詠唱者(1)

 6:16 

  神の箱が安置されたとき以来、

  ダビデによって主の神殿で

  詠唱の任務に就けられた者は次のとおりである。

 6:17 

  ソロモンがエルサレムに主の神殿を築くまで、

  彼らは幕屋、

  すなわち臨在の幕屋の前で詠唱者として仕え、

  その規則に従って任務に就いた。

 6:18 

  この任務に就いた者とその子孫は

  次のとおりである。

  ケハトの子孫では、詠唱者ヘマン。

  その父はヨエル、祖父はサムエル、

 6:19 

  更にエルカナ、エロハム、エリエル、トア、

 6:20 

  ツフ、エルカナ、マハト、アマサイ、

 6:21 

  エルカナ、ヨエル、アザルヤ、ツェファンヤ、

 6:22 

  タハト、アシル、エブヤサフ、コラ、

 6:23 

  イツハル、ケハト、レビ、イスラエルとさかのぼる。

 6:24

  ヘマンの右側に立って任務に就く兄弟アサフ。

  その父はベレクヤ、祖父がシムア、

 6:25

  更にミカエル、バアセヤ、マルキヤ、

 6:26 

  エトニ、ゼラ、アダヤ、

 6:27 

  エタン、ジンマ、シムイ、

 6:28 

  ヤハト、ゲルション、レビとさかのぼる。

 6:29 

  ヘマンの左側に立つ彼らの兄弟たちは、

  メラリの子孫。

  その一人のエタンは、父がキシ、

  祖父がアブディ、更にマルク、

 6:30 

  ハシャブヤ、アマツヤ、ヒルキヤ、

 6:31 

  アムツィ、バニ、シェメル、

 6:32 

  マフリ、ムシ、メラリ、レビとさかのぼる。

 6:33 レビ族の他の兄弟たちは、

  神殿の幕屋のあらゆる任務に割りふられた。

 6:34 

  アロンとその子孫は、

  焼き尽くす献げ物の祭壇で献げ物を

  燃やして煙にし、香の祭壇で香をたき、

  至聖所におけるあらゆる務め、

  イスラエルのための贖いの務めを続けた。

  彼らは、

  神の僕モーセが命じたことをすべて守った。

 6:35 

  アロンの子孫は次のとおりである。

  息子がエルアザル、孫がピネハス、

  更にアビシュア、

 6:36 

  ブキ、ウジ、ゼラフヤ、

 6:37 

  メラヨト、アマルヤ、アヒトブ、

 6:38 

  ツァドク、アヒマアツと続く。

  レビ族の居住地

 6:39 

  レビ族はその領域内の居住地に、

  次のように定着した。

  ケハトの氏族に属するアロンの子孫には、

  彼らに当たったくじによって、

 6:40 

  ユダの地のヘブロンと

  その周辺の放牧地が与えられた。

 6:41 

  ただし、

  この町の畑と町に属する村は

  エフネの子カレブに与えられた。

 6:42 

  またアロンの子孫には、

  逃れの町ヘブロン、リブナとその放牧地、

  ヤティル、エシュテモアとその放牧地、

 6:43 

  ヒレズとその放牧地、デビルとその放牧地、

 6:44 

  アシャンとその放牧地、

  ベト・シェメシュとその放牧地、

 6:45 

  ベニヤミン族の中のゲバとその放牧地、

  アレメトとその放牧地、

  アナトトとその放牧地が与えられた。

  彼らの町は合計十三で、

  各氏族のものとなった。

 6:46

  ケハトの他の子孫には、

  半部族、すなわちマナセの半部族の諸氏族から、

  十の町がくじによって与えられた。

 6:47 

  ゲルションの子孫には、

  氏族ごとに、イサカル族、アシェル族、

  ナフタリ族、

  バシャンに住むマナセ族から

  十三の町が与えられた。

 6:48 

  メラリの子孫には、

  氏族ごとに、ルベン族、ガド族、ゼブルン族から

  十二の町がくじによって与えられた。

 6:49 

  イスラエルの人々は、

  レビ人にこれらの町々とその放牧地を与えた。

 6:50 

  彼らはユダの子孫の部族、シメオンの子孫の部族、
  ベニヤミンの子孫の部族の中から、

  名を挙げられたこれらの町々を

  くじによって分け与えた。

 6:51 

  ケハトの子孫の氏族のあるものは、

  エフライム族から町々を

  自分たちの領域として受け取った。

 6:52 

  彼らに与えられたのは

  エフライム山地にある逃れの町

  シケムとその放牧地、ゲゼルとその放牧地、

 6:53 

  ヨクメアムとその放牧地、

  ベト・ホロンとその放牧地、

 6:54 

  アヤロンとその放牧地、

  ガト・リモンとその放牧地である。

 6:55 

  マナセの半部族からはアネルとその放牧地、

  ビルアムとその放牧地が、

  ケハトの子孫の他の氏族に与えられた。

 6:56 

  ゲルションの子孫には、

  マナセの半部族の氏族から

  バシャンにあるゴランとその放牧地、

  アシュタロトとその放牧地が与えられた。

 6:57 

  また、イサカル族からはケデシュとその放牧地、

  ダベラトとその放牧地、

 6:58 

  ラモトとその放牧地、アネムとその放牧地、

 6:59 

  アシェル族からはマシャルとその放牧地、

  アブドンとその放牧地、

 6:60 

  フコクとその放牧地、レホブとその放牧地、

 6:61 

  ナフタリ族からはガリラヤにある

  ケデシュとその放牧地、ハモンとその放牧地、

  キルヤタイムとその放牧地が与えられた。

 6:62 

  メラリの他の子孫には、

  ゼブルン族からリモノとその放牧地、

  タボルとその放牧地、

 6:63 

  またエリコ近くのヨルダンの向こう側、

  ヨルダンの東側では、

  ルベン族から荒れ野にある

  ベツェルとその放牧地、

  ヤハツとその放牧地、

 6:64 

  ケデモトとその放牧地、メファアトとその放牧地、

 6:65 

  また、

  ガド族からギレアドにあるラモトとその放牧地、

  マハナイムとその放牧地、

 6:66 

  ヘシュボンとその放牧地、

  ヤゼルとその放牧地が与えられた。

 「出エジプト記・歴代誌上」

 歴代誌
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 歴代誌上6章
 大司祭の系譜
 レビ族の系図(歴代誌では最も注目されている)
 モーセの兄、アロンの系譜

2016年1月15日金曜日

旧約聖書「ヨシュア記」で推測される第三の十戒石:律法の分与

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 出典:歴史学講座「創世」

 歴史研究家「小嶋 秋彦」:2015/12/02

 ≪行方不明になっているモーセの「十戒石」はどこに?≫

 旧約聖書「ヨシュア記」で推測される第三の十戒石:律法の分与

 第1章

 『モーセの後継者ヨシュア』

 1:1 

 主の僕モーセの死後、主はモーセの従者、

 ヌンの子ヨシュアに言われた。

 1:2 

 「わたしの僕モーセは死んだ。今、

  あなたはこの民すべてと共に立って

  ヨルダン川を渡り、

  わたしがイスラエルの人々に

  与えようとしている土地に行きなさい。

 1:3 

  モーセに告げたとおり、

  わたしはあなたたちの足の裏が

  踏む所をすべてあなたたちに与える。

 1:4 

  荒れ野からレバノン山を越え、

  あの大河ユーフラテスまで、

  ヘト人の全地を含み、

  太陽の沈む大海に至るまでが、

  あなたたちの領土となる。

 1:5 

  一生の間、

  あなたの行く手に立ちはだかる者はないであろう。
  わたしはモーセと共にいたように、

  あなたと共にいる。

  あなたを見放すことも、見捨てることもない。

 1:6 

  強く、雄々しくあれ。

  あなたは、

  わたしが先祖たちに与えると誓った土地を、

  この民に継がせる者である。

 1:7 

  ただ、強く、大いに雄々しくあって、

  わたしの僕モーセが命じた律法を

  すべて忠実に守り、

  右にも左にもそれてはならない。

  そうすれば、あなたはどこに行っても成功する。

 1:8 

  この律法の書をあなたの口から離すことなく、

  昼も夜も口ずさみ、

  そこに書かれていることを

  すべて忠実に守りなさい。

  そうすれば、あなたは、その行く先々で栄え、

  成功する。

  1:9 

  わたしは、強く雄々しくあれと命じたではないか。
  うろたえてはならない。

  おののいてはならない。

  あなたがどこに行ってもあなたの神、

  主は共にいる。」

 1:10 

 ヨシュアは民の役人たちに命じた。

 1:11 

 「宿営内を巡って民に命じ、こう言いなさい。

  おのおの食糧を用意せよ。

  あなたたちは、あと三日のうちに、

  このヨルダン川を渡る。

  あなたたちの神、

  主が得させようとしておられる土地に入り、

  それを得る。」

 1:12 

 ヨシュアは、ルベン人、ガド人、マナセの半部族に

 告げた。

 1:13

  「主の僕モーセが命じた言葉を思い起こしなさい。

   彼はこう言った。

  『この土地はあなたたちの安住の地、

  あなたたちの神、

  主が与えてくださったものである』と。

 1:14 

  モーセがあなたたちに与えた

  ヨルダン川の東の地に妻子と家畜を残し、

  あなたたち、勇士は皆、隊伍を整え、

  同胞たちに先立って川を渡り、

  彼らを助けなさい。

 1:15 主が彼らをも、

  あなたたちと同じように安らかに住まわせ、

  あなたたちの神、主が与えられる土地を、

  彼らも得られるようにしなさい。

  あなたたちはその後、

  主の僕モーセがあなたたちの領地とした

  ヨルダン川の東、

  すなわち太陽の昇る側の土地に帰り、

  それを得なさい。」

 1:16 

 彼らはヨシュアに答えた。

 「我々は、御命令を行います。

  遣わされる所にはどこへでも参ります。

 1:17 

  我々はモーセに従ったように、あなたに従います。
  どうか、あなたの神、

  主がモーセと共におられたように、

  あなたと共におられますように。

 1:18 

  いかなる命令であっても、

  あなたの口から出る言葉に背いて、

  従わない者は死に定められねばなりません。

  どうぞ、強く、雄々しくあってください。」

 第3章

 『ヨルダン川を渡る』

 3:1 

 ヨシュアは、朝早く起き、

 イスラエルの人々すべてと共にシティムを出発し、

 ヨルダン川の岸に着いたが、川を渡る前に、

 そこで野営した。

 3:2 

 三日たってから、民の役人は宿営の中を巡り、

 3:3 

 民に命じた。

 「あなたたちは、あなたたちの神、

  主の契約の箱をレビ人の祭司たちが

  担ぐのを見たなら、今いる所をたって、

  その後に続け。

 3:4 

 契約の箱との間には約二千アンマの距離をとり、

 それ以上近寄ってはならない。

 そうすれば、

 これまで一度も通ったことのない道であるが、

 あなたたちの行くべき道は分かる。」

 3:5 ヨシュアは民に言った。

 「自分自身を聖別せよ。

  主は明日、あなたたちの中に

  驚くべきことを行われる。」

 3:6 

 ヨシュアが祭司たちに、

 「契約の箱を担ぎ、民の先に立って、川を渡れ」

 と命じると、

 彼らは契約の箱を担ぎ、民の先に立って進んだ。

 3:7 

 主はヨシュアに言われた。

 「今日から、全イスラエルの見ている前で

  あなたを大いなる者にする。

  そして、わたしがモーセと共にいたように、

  あなたと共にいることを、すべての者に知らせる。

 3:8 

 あなたは、契約の箱を担ぐ祭司たちに、

 ヨルダン川の水際に着いたら、

 ヨルダン川の中に立ち止まれと命じなさい。」

 3:9 ヨシュアはイスラエルの人々に、

 「ここに来て、あなたたちの神、主の言葉を聞け」

 と命じ、

 3:10 こう言った。

 「生ける神があなたたちの間におられて、

  カナン人、ヘト人、ヒビ人、ペリジ人、

  ギルガシ人、アモリ人、エブス人を

  あなたたちの前から

  完全に追い払ってくださることは、

  次のことで分かる。

 3:11 

  見よ、

  全地の主の契約の箱があなたたちの先に立って

  ヨルダン川を渡って行く。

 3:12 

  今、イスラエルの各部族から一人ずつ、

  計十二人を選び出せ。

 3:13 

  全地の主である主の箱を担ぐ祭司たちの足が

  ヨルダン川の水に入ると、

  川上から流れてくる水がせき止められ、

  ヨルダン川の水は、壁のように立つであろう。」

 3:14 

 ヨルダン川を渡るため、民が天幕を後にしたとき、

 契約の箱を担いだ祭司たちは、民の先頭に立ち、

 3:15 

 ヨルダン川に達した。

 春の刈り入れの時期で、

 ヨルダン川の水は堤を越えんばかりに満ちていたが、
 箱を担ぐ祭司たちの足が水際に浸ると、

 3:16 

 川上から流れてくる水は、

 はるか遠くのツァレタンの隣町アダムで

 壁のように立った。

 そのため、アラバの海すなわち

 塩の海に流れ込む水は全く断たれ、

 民はエリコに向かって渡ることができた。

 3:17 

 主の契約の箱を担いだ祭司たちが

 ヨルダン川の真ん中の干上がった

 川床に立ち止まっているうちに、

 全イスラエルは干上がった川床を渡り、

 民はすべてヨルダン川を渡り終わった。

 第4章
 
 『記念の十二の石』

 4:1 

 民がすべてヨルダン川を渡り終わったとき、

 主はヨシュアに言われた。

 4:2 

 「民の中から部族ごとに一人ずつ、

  計十二人を選び出し、

 4:3 

  彼らに命じて、ヨルダン川の真ん中の、

  祭司たちが足を置いた場所から、

  石を十二個拾わせ、それを携えて行き、

  今夜野営する場所に据えさせなさい。」

 4:4 

 ヨシュアはイスラエルの各部族から一人ずつ、

 かねて決めておいた十二人を呼び寄せて、

 4:5 

 言った。

 「ヨルダン川の真ん中の、あなたたちの神、

  主の箱の前に行き、

  イスラエルの人々の部族の数に合わせて、

  石を一つずつ肩に担いで来い。

 4:6 

  それはあなたたちの間でしるしとなるであろう。

  後日、あなたたちの子供が、

  これらの石は何を意味するのですかと

  尋ねるときには、

 4:7 

  こう答えなさい。

  『ヨルダン川の流れは、

  主の契約の箱の前でせき止められた。

  箱がヨルダン川を渡るとき、

  ヨルダン川の流れはせき止められた。

  これらの石は、

  永久にイスラエルの人々の記念となる』と。」

 4:8 

 イスラエルの人々はヨシュアの命じたとおりにした。

 主がヨシュアに告げられたように、

 イスラエルの人々の部族の数に合わせて、

 十二の石をヨルダン川の真ん中から拾い、

 それらを携えて行き、野営する場所に据えた。

 4:9 

 ヨシュアはまた、

 契約の箱を担いだ祭司たちが

 川の真ん中で足をとどめた跡に

 十二の石を立てたが、

 それは今日までそこにある。

 4:10 

 主がヨシュアに命じて民に告げさせたことが

 すべて終わるまで、

 箱を担いだ祭司たちはヨルダン川の真ん中に

 立ち止まっていた。

 すべてモーセがヨシュアに命じたとおりである。

 その間に民は急いで川を渡った。

 4:11 

 民が皆、渡り終わると、

 主の箱と祭司たちとは民の先頭に立った。

 4:12 

 ルベンとガドの人々、およびマナセの半部族は、

 モーセがかつて告げたとおり、隊伍を整え、

 他のイスラエルの人々の先に立ち、

 4:13 

 約四万の武装した軍勢が主の前を進み、

 戦うためエリコの平野に向かって行った。

 4:14 その日、全イスラエルの見ている前で、

 主がヨシュアを大いなる者とされたので、

 彼らはモーセを敬ったように、

 ヨシュアをその生涯を通じて敬った。

 4:15 

 主はヨシュアに言われた。

 4:16 

 「掟の箱を担ぐ祭司たちに命じて、

  ヨルダン川から上がって来させなさい。」

 4:17 

 ヨシュアが祭司たちに、

 「ヨルダン川から上がって来い」と命じ、


 4:18 

 主の契約の箱を担ぐ祭司たちはヨルダン川から

 上がり、彼らの足の裏が乾いた土を踏んだとき、

 ヨルダン川の流れは元どおりになり、

 以前のように堤を越えんばかりに流れた。

 4:19 

 第一の月の十日に、民はヨルダン川から上がって、

 エリコの町の東の境にあるギルガルに宿営した。

 4:20 

 ヨシュアはヨルダン川から取った

 十二の石をギルガルに立て、

 4:21 

 イスラエルの人々に告げた。

 「後日、あなたたちの子供が、

  これらの石は何を意味するのですかと

  尋ねるときには、

 4:22 

  子供たちに、

  イスラエルはヨルダン川の乾いたところを

  渡ったのだと教えねばならない。

 4:23 

  あなたたちの神、主は、

  あなたたちが渡りきるまで、

  あなたたちのためにヨルダンの水を

  涸らしてくださった。

  それはちょうど、我々が葦の海を渡りきるまで、

  あなたたちの神、

  主が我々のために海の水を涸らしてくださったのと

  同じである。

 4:24 

  それは、

  地上のすべての民が

  主の御手の力強いことを知るためであり、

  また、あなたたちが常に、あなたたちの神、

  主を敬うためである。」

 第5章

 『契約のしるし』

 5:1 

 ヨルダン川の西側にいるアモリ人の王たちと、

 沿岸地方にいるカナン人の王たちは皆、

 主がイスラエルの人々のために

 ヨルダン川の水を涸らして、

 彼らを渡らせたと聞いて、心が挫け、

 もはやイスラエルの人々に

 立ち向かおうとする者はいなかった。

 5:2 

 そのとき、主はヨシュアに、火打ち石の刃物を作り、
 もう一度イスラエルの人々に割礼を施せ、

 とお命じになった。

 5:3 

 ヨシュアは、自ら火打ち石の刃物を作り、

 ギブアト・アラロトでイスラエルの人々に

 割礼を施した。

 5:4 

 ヨシュアが割礼を施した理由はこうである。

 すなわちエジプトを出て来た

 すべての民、戦士である成人男子は皆、

 エジプトを出た後、途中の荒れ野で死んだ。

 5:5 

 出て来た民は皆、割礼を受けていたが、

 エジプトを出た後、途

 中の荒れ野で生まれた者は一人も

 割礼を受けていなかったからである。

 5:6 

 イスラエルの人々は荒れ野を四十年さまよい歩き、

 その間にエジプトを出て来た民、戦士たちは

 すべて死に絶えた。

 彼らが主の御声に聞き従わなかったため、

 我々に与えると先祖たちにお誓いになった土地、

 すなわち乳と蜜の流れる土地を、彼らには見せない、

 と主は誓われたのである。

 5:7 

 ヨシュアが割礼を施したのは、

 神がその代わりにお立てになった

 彼らの息子たちであって、

 途中で割礼を受ける折がなく、

 無割礼だったからである。

 5:8 

 民は全員割礼を受けた後、その傷がいえるまで、

 宿営内の自分の場所にとどまった。

 5:9 

 主はヨシュアに言われた。

 「今日、わたしはあなたたちから、

  エジプトでの恥辱を取り除いた(ガラ)。」

 そのために、その場所の名はギルガルと呼ばれ、

 今日に至っている。

 5:10 

 イスラエルの人々はギルガルに宿営していたが、

 その月の十四日の夕刻、
 
 エリコの平野で過越祭を祝った。

 5:11 

 過越祭の翌日、その日のうちに彼らは土地の産物を、

 酵母を入れないパンや炒り麦にして食べた。

 5:12 

 彼らが土地の産物を食べ始めたその日以来、

 マナは絶え、イスラエルの人々に、

 もはやマナはなくなった。

 彼らは、

 その年にカナンの土地で取れた収穫物を食べた。

 5:13 

 ヨシュアがエリコのそばにいたときのことである。

 彼が目を上げて、見ると、

 前方に抜き身の剣を手にした一人の男が

 こちらに向かって立っていた。

 ヨシュアが歩み寄って、

 「あなたは味方か、それとも敵か」

 と問いかけると、

 5:14 

 彼は答えた。

 「いや。わたしは主の軍の将軍である。

  今、着いたところだ。」

 ヨシュアは地にひれ伏して拝し、

 彼に、

 「わが主は、

 この僕に何をお言いつけになるのですか」と言うと、

 5:15 

 主の軍の将軍はヨシュアに言った。

 「あなたの足から履物を脱げ。

  あなたの立っている場所は聖なる所である。」

 ヨシュアはそのとおりにした。