2014年6月2日月曜日

曇・安曇(23)高床式神殿の祭神(2)水神

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 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》 

 出典:歴史学講座「創世」 小嶋秋彦

 阿曇・安曇(24)高床式神殿の祭神(2)水神

 アルパチヤの碗形土器には

 二人の人間の身長よりも大きい壺が描かれている。

 壺はアッカドのマルドゥク王の場合のように王の象徴でもあった。

 ハラフ期・ウバイド期の神殿に残された壺の中からは

 穀物、動物の骨、魚の骨などが発見されていて、

 神殿への奉納のための容器として使われたことを示している。

 しかし、牛頭・マルタ十字紋と並列された壺には

 単なる貯蔵用容器を表すだけでない

 神への期待が込められている。

 「水の恵み」を祈願しているものとみられるのである。

 シュメル語の畑を表す aša は「真ん中に水がある」字義で、

 農耕のために水がいかに貴重視されていたかが解る。

 「ア a 」が水、

 「シャ sa 」が中央を表す。

 高床式神殿の「高み」にある聖所は

 suku ないし sug と称したことは紹介済みだが、

 この用語の絵文字は「○の中に横∬」で、

 容器の中に水があることを表している。

 楔形文字になると、

 刻文は一つでも「池・堤」を表し、amber と読まれた。

 また、天空 zikum を表す楔形文字は engur とも読まれ

 「深海」ないし「深水」の意味で、大量の水を想像させる。

 河川は「 id イドゥ」であるが、

 その楔形文字は水とengur/zikumとの合成語である。

 エリドゥの神殿の呼称は e engur で「水の神殿」の意である。

 Engur の楔形文字を分析すると、

 容器( gur )が星型米( an )を囲んでいる。

 つまりengur は an-gur であり、「天にある容器」と解釈でき、

 雨を降らせるために水を貯える天の壺と考えられる。

 壺は dug ないし duk と呼ばれた。

 この楔形文字はまた buk とも読まれ、動詞形になり、

 「所蔵する」の意味になる。

 さらにこの語は「耕作する」にも使われ、

 神殿の壺が穀物の豊饒を祈っていることも理解される。

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部



 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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