2013年10月20日日曜日

「火と出産・母のない子」の史実を求めて…


 『Yahoo!天気・災害

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録29:4頁

 まず『古事記』から考えてみよう。

 「火の神を生んで伊弉冉尊が死ぬ」

 『記・紀』には同じ形の

 「火と出産・母の無い子」が主題になった事件が連続して出てくる。

 また神話と呼ばれてきたものには、、これまでみてきた通り、

 モデルになった史実があるものが多い。

 その解明が私たちの史実復元の根拠であり業績なのだから、

 この「3貴子生み」神話の元の史実はどれなのか究明してみよう。

 この伊弉冉尊のモデルとしては、

 木花(コノハナ)佐久夜毘売と豊玉姫と狭穂姫の物語りが、

 すぐ浮かんでくる。

 「木花佐久夜毘売事件」

 大山津見の神の娘・木花佐久夜毘売(記)・鹿葦津(カアシ)姫(紀)は

 邇邇芸(ニニギ)の命の妻になるが、

 一夜で妊娠したので夫が怪しんで「私の子じゃあるまい」と疑う。

 妻は「では証拠を見せましょう」といって、戸のない八尋殿を建てて入り、

 「出産のとき火をつけて焼く」。

 そして燃えさかる火の中から3人の皇子が無事に生まれる。

 「豊玉姫事件」

 海神の娘・豊玉姫は山幸と結婚して出産の日が近づいたので、

 産殿を建てて夫に「出産の様子を見ないように」と禁止する。

 だが山幸はその言葉を不思議に思ってソッと覗(のぞ)いてしまう。

 すると妻は八尋鰐(ワニ)(記)竜(紀)になっていた。

 それを恥じて怒(いか)った妻は、

 生まれた子を置いたまま「海坂を塞(せ)きて」去ってしまう。

 「火と出産・母のない子」の史実を求めて…

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