2013年5月7日火曜日

『古事記』序文に篭(こ)められた弾劾



 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学講義録23:11頁

 《『古事記』序文に篭(こ)められた弾劾
 「『古事記』序文に篭(こ)められた弾劾

 天 之 常   立  神

 国 之 常   立  神

     ジョウ タッ カン

 この名からすぐに『ジャータカ』という有名な名が浮かぶ。

 『 Jataka ジャータカ』は

 『本生譚』や『本生経』と訳されてる仏教の説話集で、

 アソカ時代に生まれたものだが、

 後世に別の説話もつけ加えられた。

 この名が天と国の二つに分かれているのは。

 宇宙創世と神々の出現が「天」で、

 国生み以後が「国」を意味するのである。

 それを神にした『記・紀』編集者の意図を、

 ただ漠然と「コジツケだ」と見過ごしてはならない。

 彼等はこうした神名ひとつにも、

 神経をすり減らすほどに知恵をしぼって、

 彼等の体験した史実と苦悩をひそかに挿入し、

 後世の私たちに伝えようとしたのである。

 その意味でも『古事記序文』は

 天武天皇の偉業を礼讃するためのものだ、

 としてきた在来の学者の解説は、

 余りにも幼稚すぎるのであって、

 それは天武天皇らが真実の歴史を焚書(ふんしょ)し、

 強権で曲げてしまった事実を、

 一見「礼讃風」に書いてはあるが、

 その実は「記録し、暴露する」ために

 特につけ加えた「弾劾(だんがい)の章」だったのである。

 それはたとえばジャータカには「常高」と当て字したほうがよく合うのに、

 それをわざと難解にして常立神と書いている。

 このことが彼等が置かれていた環境から政治情勢まで、

 鮮明に物語っているからである。

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